もう1冊文法書

先日、「つながる文法」を紹介した。今日また新しい文法書が
手元に届いた。アルクから出た「中国語の構文」という本で、
私の私淑する王亜新先生の著作である。先の方は、中国語の
文法を「大きいところ」から、概括的に紹介していくもので、
どちらかというと、中文読解のときに力を発揮する。これに対し、
「中国語の構文」の方は、和文中訳に資するように、文法を
解説していく立場で、練習問題は全て和文中訳問題になっている。
「中国語で書く・話す」のレベルアップが狙いだ。3部構成で
構文編・機能編・表現編に分かれていて、和文中訳のとき
どの構文を選ぶべきか、などのアドバイスがユニークだと思う。
寸法はA5版より少し小ぶりの小さな本ながら、380ページを
越す大作で、内容ぎっしり、「つながる文法」が1週間くらいで、
読み通せるのに対し、こちらはじっくり腰を落ちつけて、数ヶ月
という重い本になっている。良書が目白押しで、ご同慶の至りだが、
うれしい悲鳴を上げながら、当方のお勉強のスピードがこれでは
追いつかない。やれやれである。

★本日の一文

学海无涯苦作舟

学びの海は、果てしない。そのまっただ中に、苦しみという名前の
小舟に乗って漕ぎ出していくのだ。


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