第85回中検2次

2次試験の通知が今回も届き、桜の花咲く、件の大学キャンパスに向かった。日曜日
なのに、けっこう学生でにぎわっていた。今日は第3問の〝お題に基づく自由な
おしゃべり“をどんな展開に持っていこうか、道すがら、策略を巡らせながら、坂道を
登って行った。今回待合室に1番遅く着いたが、自分を入れてたったの4人しかいなかった。
3名は、20代か、ひょっとしたら、10代の女性。うち一人は中国人。この人はさすがに
軽く合格しそうだ。こんな年齢の女の子が、1次試験に合格して平然と面接試験に
来ている、すごいなあ、と感心した。彼女らと同じ年頃だった自分が、ここへ来たと
仮定して、果たして合格できるだろうか。勉強開始をしたのは、彼女らの年よりも
早かったけれど、20歳前後の自分の実力は、とても寒かったと思う。準1の面試が
開始されて以来、1回も欠かさず参加しているので、もうそろそろ以前と同じ面接官に
ぶち当たるのではないか、と思って面接室に入っていったら、案の定、初めて
受けたときと同じペアだった。日本人男性も中国人女性もとても柔和な感じの方で、
リラックスできた。最初、向こうは気付かなかったようだったが、面接を進めて
いくうちに、「你以前也来过吧? 以前も来たことがあるでしょう。」などと
言い出した。ここからはもはや、お友達感覚で、大いに盛り上がった。第3問は
「我的工作」という題を選び、上海で仕事をしていたころの面白いエピソードを
ユーモアを交えて2分間お話をした。試験官、特に女性の方は、ケラケラと明るく
笑い転げ、けっこう受けた。ここで、鍛えておけば、お昼のテレビのバラエティー
ぐらいは出られるかもしれない。とにかく用意してきたネタをほぼそのまま
活用できたのは大きかった。最後に中検の合格通知は、2年間有効なので、
そうしょっちゅう、受けに来なくてもいいのよ、などとありがたいお言葉を
いただいたが、こっちは趣味で来ているので、「いいのよ、好きで来ているので、
ほっといて、私のことは構わないで。」というと、また受けて、ゲラゲラと笑われた。
会話の試験は、筆記と違って、なんとなく、ほんわかとしたムードで受けられるので、
とても楽しい。翻訳練習は少し緊張するが、それでも得るところが多く、勉強になる。
点数は厳しく減点されているかもしれないが、とにかく合格はできたと思う。
結果はGWの後になりそうである。

★本日の学習進捗状況
1.単語帳
14冊目 6ページ目(全29ページ、1ページに30単語)

2.百年中国散文精选(1〜425ページ)
19ページ目
1.洪水与猛兽 蔡元培  読了
2.少年中国说 梁启超  読了
3.秋夜    鲁迅   読了   
4.雪     鲁迅   読了
5.从百草园到三味书屋 魯迅  読了
6.故乡的野菜     魯迅  読了

3.中国語作文−その基本と上達法(1~253ページ)
46ページ目

4.音読「三国志演義」(10−67ページ)
27ページ目

5.音だけを聞いて長文を暗記する「耳が喜ぶ中国語」(全110課) 
13課

6.論説長文読解「ビジネスリテラシーを鍛える中国語 I」(1課〜30課)
進まず。

•祖國的陌生人 p273(余華:活在喧囂的國度)
隨著閱讀的深入,我慢慢地意識到不僅僅是知識結構與分析能力,它可能還蘊含著
某種更深的危機。這危機不僅與余華有關,也是一代中國作家的困境。它或許還解釋了
《兄弟》讓我不適的原因。
読書が深まるにつれて、それが知識の仕組みとか分析の力だけにとどまらず、私は
更にもっと深い危機を孕んでいる、と思うようになった。この危機というのは、
余華だけではなくて、同世代の中国の作家共通の困惑でもあるのだ。それは、私が
「兄弟」という小説に対して感じる不快感の原因をも説明しているのかもしれない。

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