第83回中検2次試験の結果

エアコンの取り付け工事で、すったもんだしているときに、口試の結果が届いた。
今回は8分も遅刻する大失態をやらかしてしまったが、すんなりと受け入れてもらい、
本当にうれしかった。点数は第1部、簡単な会話のやり取りは無事に通過して満点。
2番目の中文和訳も同様。この手の短文は非常に助かる。記憶力が貧弱なので、
たとえ日本語で言われたとしてもだらだらと続く長文は、自慢ではないが対応
しきれない。オロオロするばかりである。第3部の和文中訳も同様に短い文章で、
すぐに翻訳することができた。「あなたの傘をちょっと見せてくれませんか。」
とかいう問題に対して、「你能不能让我看一下你的雨伞?」てなことを発話したと
記憶している。し終わって一瞬、問題文は「雨傘」とは言っておらず、単に「傘」と
表現している。もしかしたら、日傘やパラソルかもしれない。だとすると、
「雨伞」はマズいんでないの、という考えが脳裏をよぎった。しかし、会話文の最後は
いつも2個2個、4個の文字で終わるのが、会話としてリズミカルで好ましいと普段から
思っているので、強引に「雨伞」にしてしまった。この部分は幸い減点対象には
ならなかったようである。ここも無事に無傷で通過し、最後の第4部分は、テーマに
従って、ひとりで2分間しゃべりまくる課題。自分で選択したお題は、「我喜欢的水果」。
これなら、知っている果物の名前を並べたおしておけば、すぐ2分ぐらいにはなるだろう、
という作戦である。バナナやリンゴはほとんど毎日食べている、、苺は大好物、今は
桃の季節で、巨峰はもうすぐ旬を迎えるから今から楽しみ、果物はビタミンCが
豊富なものが多くておいしいので、ついつい食べ過ぎて太ってしまう。中国でも果物を
いっぱい食べた。南方のライチにマンゴーが特に好き・・・・という調子で、最初から
飛ばしていった。ついでにパパイアも好き、と言おうとしたが、なんとこの単語が一瞬、
思い出せなかった。試験終了後に「ああ、さっきのは、木瓜でした」とか補足したのだけれど、
何となく証文の出し遅れで、この部分、言い詰まったのが、最終2点減点につながったのでは
ないだろうか。あまり筋道立てて、上手に話せるほうではないので、まあこのあたりの
点数なら順当なところではないかと自分でも思う。これで第81回から始まった準1級の
口試は、100点、95点、98点と続いた。今後もこの水準を続けていけるように努力する。
でも日常的には、中国語で話をする機会がめっきりと減ってしまった。メールの交換だけ
でも続けて、日常会話的な雰囲気に常に親しんでいたいと思う。



★本日の学習進捗状況
1.単語帳
13冊目 17ページ目(全30ページ、1ページに30単語)

2.百年中国散文精选(1〜425ページ)
19ページ目
1.洪水与猛兽 蔡元培  読了
2.少年中国说 梁启超  読了
3.秋夜    鲁迅   読了   
4.雪     鲁迅   読了
5.从百草园到三味书屋 魯迅  読了
6.故乡的野菜     魯迅  読了

3.中国語作文−その基本と上達法(1~253ページ)
46ページ目

4.音読「三国志演義」(10−67ページ)
27ページ目

5.音だけを聞いて長文を暗記する「耳が喜ぶ中国語」(全110課) 
13課

6.論説長文読解「ビジネスリテラシーを鍛える中国語 I」(1課〜30課)
進まず。

•祖國的陌生人 p214(無根的丹青)
初中畢業後,陳丹青的知青生活在贛南、蘇北的農村和上海之間來回轉移者.他試著擺脫
沮喪的農村生活,他用五十元的賄賂南昌一所文藝學校的招生者,卻還是失敗了.他的
藝術天賦偶爾派上過用場,他為江西人民出版社劃過三本連環畫,還曾為鄉下的生產大隊
創辦的骨灰盒工廠服務過──青松、白鶴、夕陽、落日、蘭花、他將這些形象繪在
骨灰盒的周邊空白處.
中学卒業後、陳丹青はそのインテリ生活を、江西省の南部、江蘇省の北部、および
上海の間を行き来、移動しながら過ごした。彼は気が滅入るような農村生活から
抜け出したくて,南昌のある芸術学校の採用担当の者に50元の賄賂を払ったが、
やはりうまく行かなかった。たまには芸術的才能を生かせることもあった。江西人民
出版社に三本の漫画を書いたり、田舎の生産大隊が始めた、骨壺生産工場で
働いたりもした。彼は、青松、白鶴、夕日、落日、ランの花など、これらのデザインを
骨壺の周りの空白に描いた。

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2014年7月の結果

猛暑が続いている。去年の今頃はクーラーなしで、何とか夏を乗り切ろうと悪あがきして、
結局は灼熱将軍の軍門に下って、夏の後半はクーラーをガンガン利かしながらのお勉強と
なった。今年はもがかずに、最初からエアコンを利かしていこうと思う。しかし引っ越しで
以前のクーラーは、置いてきてしまったので、新たに購入となる。今年初のかき氷を
食べたが、なかなかかき氷だけでは、この酷暑は克服できそうにない。

1. 1日平均1万歩
11929歩。最高は14408歩、最低が10126歩で未達日はゼロだった。平準化の傾向は更に
進化して、うまく循環していると思う。毎日通勤だけで、ジャスト1万歩稼げるので、
そういう意味では、素敵な職場環境といえるかもしれない。ダイエットの方は減量の結果が
出せず、若干不満残り。月平均ベースで、わずかに0.15kg減となった。すでにリバウンドの
嵐が吹き荒れている。どうしても夏太りするたちなので、8月はまたまた正念場を迎える。

2. 中検
83回の一次はかなり内容的に悪かった。落としてはいけないところをかなり派手に
落としてしまった。盆休みに体勢を立て直せるか、新しい職業の勉強と、またまた外回りが
始まるので、秋の中検に向けてしっかりと進めていきたい。

3. TECC
結果はこの前に記事にした通りで、あまり芳しくなかった。また12月に向けて頑張ろうと思う。

4. 交流促進
月初めに、例によってshambataさんの教学研究会と「もくもく勉強会」に参加させていただいた。
趣旨を理解していただき、活発な活動になったことを感謝している。仕事関係でも、もう少し
交流が増えればいいのに、と思っている。

5.翻訳力強化
新しい進展なし。

5. ニュースを聴く
全然聞いていない。

6. 音読励行
特になし。

7. ディクテーション
毎週の日曜朝の課題と、毎月の「聴く中国語」のニュース記事は、一応続けてやっている。


★本日の学習進捗状況
1.単語帳
13冊目 17ページ目(全30ページ、1ページに30単語)

2.百年中国散文精选(1〜425ページ)
19ページ目
1.洪水与猛兽 蔡元培  読了
2.少年中国说 梁启超  読了
3.秋夜    鲁迅   読了   
4.雪     鲁迅   読了
5.从百草园到三味书屋 魯迅  読了
6.故乡的野菜     魯迅  読了

3.中国語作文−その基本と上達法(1~253ページ)
46ページ目

4.音読「三国志演義」(10−67ページ)
27ページ目

5.音だけを聞いて長文を暗記する「耳が喜ぶ中国語」(全110課) 
13課

6.論説長文読解「ビジネスリテラシーを鍛える中国語 I」(1課〜30課)
進まず。

•祖國的陌生人 p212(無根的丹青)
那是1976年的秋天,陳丹青23歲了.他是個英俊的年輕人,178公分的修長身材,
有一張南方人的清秀面孔,大眼睛、鼻樑挺直.當他笑起來時,有一股少年人
憨厚,頭髮總是亂蓬蓬的,但在他的朋友中,他以能言善講著稱.在一幅他的朋友
所繪的鉛筆素描上他表情嚴肅而倔強,似乎飽受委屈,隨時準備展開一場反擊.
あれは1976年の秋、陳丹青が23歳のとき、彼はハンサムな若者だった。178cmもあるすらっとした
長身で南方人のようなきりっと引き締まった顔立ち、大きな眼、鼻筋が通っていて、笑うと
少年のような無邪気さが表れた。髪はいつもばさばさ、仲間内では弁が立つ、ということで
有名だった。友達が鉛筆で描いたデッサンで見ると、表情はこわばっていて、頑固そうにみえる。
なにかたびたび不当な扱いを受けて、その反撃を準備しているかのようだった。

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第83回中検2次試験

先週の日曜日、2次の口頭試験を受けに行った。ところが会場到着までの所要時間計算を
間違えてしまい、広大で勾配のきつい大学のキャンパスを息をぜいぜい切らしながら、
必死で走って到着した。それでも集合時間に対し、8分の遅刻だった。ダメもとで受付の
人にお願いすると、「2次試験は大丈夫ですよ。面接の順番はいちばん後になりますけど。」
という、温かいお言葉をいただき、何事もなかったかのように登録させていただいた。
会場待合室には私を含めて、男性2人、女性が4人で、もう少したくさん来られていると
思っていたので、少しく肩すかしを食らった感じであった。説明通り、一番最後に呼ばれて、
面接室に入った。すでに前回と前々回と2回経験があるので、それほど上がったりする
ことはなかった。今回の試験官は、全く新しい先生で既視感はとかはなかった。試験の
形式は前回同様で変化ななかった。軽く二つの質問、短く答えてそれで終わり。日文中訳と
中文日訳は各2問ずつ。「我弟弟比我小3岁,可是他个儿比我高多了」「あなたの傘を
ちょっと見せてくれませんか」という感じの出題で、文章も短くソフトタッチであった。
それから最後は3つの題から一つ好きなのを選んで、2分間スピーチ(準備時間1分間)
をする。お題を頂戴して、ネタを披露する、なんだか「笑点」みたいだな、と思いながら、
私が選んだのは、「我喜欢的水果」。果物に関しては、ちょいとうるさい方なので、
マンゴーやパパイア、ドリアンなど熱帯系の果物について、ウダウダと脈絡もなく
しゃべっていたら、2分を超えてしまい、制止された。なんとなく合格できたような
気はするが、フタを開けてみるまでわからない。もう一つ驚いたのは、試験会場を
出ての帰り道、正門まで10分近くかかるのだが、そこで若い女性に「あのおぉ、
中国語の試験を受けに来たのですが、どこですか。」と聞かれたこと。なまりは
なかったので、日本人だと思う。私も遅刻者なので、人のことをいえた義理では
ないのだが、ただひたすら恐れ入ってしまった。


★本日の学習進捗状況
1.単語帳
13冊目 18ページ目(全30ページ、1ページに30単語)

2.百年中国散文精选(1〜425ページ)
19ページ目
1.洪水与猛兽 蔡元培  読了
2.少年中国说 梁启超  読了
3.秋夜    鲁迅   読了   
4.雪     鲁迅   読了
5.从百草园到三味书屋 魯迅  読了
6.故乡的野菜     魯迅  読了

3.中国語作文−その基本と上達法(1~253ページ)
46ページ目

4.音読「三国志演義」(10−67ページ)
27ページ目

5.音だけを聞いて長文を暗記する「耳が喜ぶ中国語」(全110課) 
13課

6.論説長文読解「ビジネスリテラシーを鍛える中国語 I」(1課〜30課)
進まず。


•祖國的陌生人 p209(小鎮青年‧賈樟柯)
對我而言,我越來越承認,我頭腦中雜亂的知識體系,就與中國目前混亂的價值觀一樣,
是我真實生活的一部分.我這一代注定在這些種種的矛盾與衝突中成長,內心的困惑是
我們生活的一部分.正因如此,我應將這種困惑不加掩飾的表達出來.
私の方はといえば、自分の頭の中の知識体系が混乱していることを、少しずつ是認する
ようになってきた。それは中国の目下の混乱した価値観と軌を一にしており、自分の
本当の生活の一部分であるからだ。私の年代は、運命的に数々の矛盾と衝突の中で
育ってきたので、心の中の戸惑いは常に生活の一部分であった。だからこそ、私は
これら数々の戸惑いを包み隠すことなく、表現するべきなのだ。

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モチベーションと習慣化

最近2冊の本を読んだ。通勤電車の中で、無数のスマホ軍団に取り囲まれながら、ひとりだけ
紙の本を読んでいるのは、なんとなくくすぐったいけれど、同時に快感も覚える。この2冊は
同じ作者の連作で、テーマは一つだけ、題名は違うけれど貫かれている思想は明快に
一貫している。1冊目は「続ける習慣」、2冊目は「やめる習慣」。最近は脳科学が進歩して
きていて、その成果はいろいろな分野で活用されている。そういうくだりでは、納得いく
記述が多く、頭の中にすっと入っていく。1冊目は、ぜひ身に付けたいが、なかなか付かない
「良い」習慣を、いったいどうしたら身につけられるのか。三日坊主対策はどうしたら
いいのか、など、中国語学習者にも極めて有益な内容であると思う。2冊目は、飲酒や
スマホ中毒、夜更かし、衝動買い、などやめたいけどやめられない「悪い」習慣にどう
対処するか。人間の脳は良い、悪いの区別なく、極めて保守的で、現在の「習慣」を
死守しようとする。方法論が丁寧な解説と豊富な実例とともに記されていて、説得力がある。
著者は、「習慣化コンサルタント」として、講演・執筆に忙しい筋金入りのプロである。
ところが、示されている具体的な手段は、すでに多くの人が試している、または知っているか、
うすうす気づいているものばかりで新味がない。「自分へのご褒美」、「褒められ上手」
、「遊び心」、「理想モデル」、「儀式」、「悪魔払い」、「損得感情」、「習慣ともだち」、
「みんなに宣言」、「罰ゲーム」、「目標設定」、「強制力」、「ベビーステップ」、
「チャンキング」など、耳になじんだ手法ばかりである。それでも説得力に満ちているのは、
それらの組み合わせのうまさ、目的別の選択・対処、またその過程を「反発期」、「不安定期」、
「倦怠期」と分けたうえで、それぞれのコントロールについて記しているからだと思う。
何しろ、その経験の豊富さに驚かされるし、「継続は力なり」といっても、ストイズムを
標榜するわけでもなく、ド根性論を展開するものでもない、これならいけそうと確信
させられるのは、極めて日常的でやりやすそうな達成方法を解説しているからだと思う。
下記の文章が、特に私のお気に入りで、座右の銘にしたい。

・(一念発起して始めた行動が続かないのは)、飽きっぽいから、意志が弱いから、と
性格や意志のせいにしがちですが、「続かないのは性格や意志の問題ではなく、コツや原則を
押さえていないからだ」というのが私の持論です。(著者)
・ものごとを続けるときに、意志や根性で継続するのではなく、人に備わった「習慣」という
自動行動プログラムを作動させることができれば、もっと自然に、もっと当たり前に、苦痛なく
継続することができます。(著者)
・小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところに到達するただ1つの道と思う。
(イチロー)
・人は習慣によって作られる。すぐれた結果は一時的な行動ではなく習慣から生まれる。
(アリストテレス)

私もすっかり「習慣教」の信者になってしまった。久しぶりに読後感のさわやかな良書に
出会った。

★本日の学習進捗状況
1.単語帳
13冊目 15ページ目(全30ページ、1ページに30単語)

2.百年中国散文精选(1〜425ページ)
19ページ目
1.洪水与猛兽 蔡元培  読了
2.少年中国说 梁启超  読了
3.秋夜    鲁迅   読了   
4.雪     鲁迅   読了
5.从百草园到三味书屋 魯迅  読了
6.故乡的野菜     魯迅  読了

3.中国語作文−その基本と上達法(1~253ページ)
46ページ目

4.音読「三国志演義」(10−67ページ)
27ページ目

5.音だけを聞いて長文を暗記する「耳が喜ぶ中国語」(全110課) 
13課

6.論説長文読解「ビジネスリテラシーを鍛える中国語 I」(1課〜30課)
進まず。

*8月号「聴く中国語」のニュース6本のディクテーションと毎週末恒例のディクテーション

•祖國的陌生人 p206-207(小鎮青年‧賈樟柯)
他不久前從奉節歸來,在《三峽好人》裡,他客串一個角色.但很顯然,他真正期待的是
拍出自己的片子,就像他說的,「你不能期待別人會怎樣,你應該期待自己.」作為昔日的
同學和長期的合作者,他們都相信賈樟柯有一種過人的能力,他總是從一開始就知道自己
手中擁有什麼樣的工具,並如何將這些工具發揮到最大化.
彼は先日、奉節県から帰ってきて「三峽好人」という作品の中で、飛び入りである役を
演じている。しかし彼が本当に望んでいたのは、自分の映画を撮ることだった。つまり、
彼が言うように「人にどうのこうのと期待してはいけない。期待すべきは自分だ。」という
ことなのだ。彼らは以前の同級生であり、かつ長い間の協力者であった。、皆賈樟柯が
人並み外れた能力を持っていて、最初の最初からどのような手段を手にしているか、また
それらをどうしたら最大限利用できるかを、いつも知っているのだと信じていた。

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第83回中検一次の結果

引っ越し後3か月を経て、なんとなく家の中が落ち着いてきた。それでも片付けが完全に
終了したわけではなく、なおも本棚整理中、という厳しい状態が続いている。新しい
会社の製品知識、関連知識の習得も結構ホネが折れる。面白いとは思うけれど、難しい。
だいたい物事は難しいから面白い、という構造になっているらしい。
さて、中検の結果が届いた。今回は5回ぶりの惨敗、180点を割ってしまった。受験に
行った日のブログにも書いたが、最初の聴解で2つも落としたのが、むちゃくちゃ痛い。
特に聴解の文章は、ディクテーションとして出題されていたとしても、全文なんなく
書き取れるほど、完璧に把握できていたので、当然全部正解でなければならないはずなのに、
この結果になったということは、そもそも文章読解力がない、ということになる。同じ
問題を全文日本語で出題されていたとしても、やはり2つ落としていたはず、という
理屈である。どうやら高校の現代国語あたりから、勉強しなおした方がいいのかも
しれない。トホホな結果で、ウツになりそうである。ディクテーションは予想通り
満点通過だった。難度は変わらないが、1.前回から読むスピードがまた少しゆっくりに
なった。その前3回ほどは、異常に高速だったように思う。とても、私などついていける
スピードではなく、成語があると、これ幸いとばかりに、頭の1字だけ書いて空白を残し、
あとから埋めていくなど、苦肉の策を弄したり、数々の涙ぐましい対応を余儀なく
されていた。更にその前だと、逆に異常にゆっくりで、「中検のディクテは、ハエの
止まるようなスピード」とか、悪口を言われていた。今のがちょうどいい、のかも
しれない。2.これも前回あたりからだが、書き取る文章がとても短くなったのが、
特筆すべき点だと思う。長文の中から5か所を選んで、読み上げられるのだが、今回は
1度聞いただけで、全文書き取れる、という「画期的な」問題もあった。今までだったら、
各5問とも、コンマを挟んで延々と続く、40字ほどの文章を書かされていたが、今回は
拍子抜けで、あまりの「あっさり」具合に驚いてしまった。こんなんでいいのぉ状態である。
汚い字は、ゆっくりと書き直す余裕があった。文字の抜け漏れがないか、じっくりと
聞き直す余裕もあっって、正に盤石だった。筆記の1.2もひとつずつ不正解があった。
ここは、リスニングと同じく絶対に無傷で切り抜けなければならないところである。
秋の1級試験に向けて、単語力強化を図らなければならない。3.は無事に通過できた。
4の中文和訳は、中検さんの嗜好を意識して、粘りつくような丁寧な訳にしてみた。
それが裏目に出て、大幅な減点になってしまった。もともと訳は苦手なので、訳す問題は
常に8割狙いである。そのあたりが、自分の翻訳力の限界だと思っている。5.の和文
中訳は、その意味でぴったりだが、4は内容の把握になんら問題なかったのに、結果が
悪すぎた。またまた作戦を練る必要がある。次回はとりあえず180点台回復を
目指そう、と思う。例によってこれまでの結果を掲げる。

中検準1
年月/回号/L/R/total
2010-6 /71/91/83/174
2010-11/72/97/85/182
2011-3/73/地震で中止
2011-6/74/91/80/171
2011-11/75/95/89/184
2012-3/76/94/80/174
2012-6/77/95/89/184
2012-11/78/88/89/177
2013-3/79/97/85/172
2013-6/80/93/90/183
2013-11/81/90/90/180
2014-3/82/95/86/181
2014-6/83/90/86/176


★本日の学習進捗状況
1.単語帳
13冊目 15ページ目(全30ページ、1ページに30単語)

2.百年中国散文精选(1〜425ページ)
19ページ目
1.洪水与猛兽 蔡元培  読了
2.少年中国说 梁启超  読了
3.秋夜    鲁迅   読了   
4.雪     鲁迅   読了
5.从百草园到三味书屋 魯迅  
6.故乡的野菜     魯迅  読了

3.中国語作文−その基本と上達法(1~253ページ)
46ページ目

4.音読「三国志演義」(10−67ページ)
27ページ目

5.音だけを聞いて長文を暗記する「耳が喜ぶ中国語」(全110課) 
13課

6.論説長文読解「ビジネスリテラシーを鍛える中国語 I」(1課〜30課)
進まず。

•祖國的陌生人 p201(小鎮青年‧賈樟柯)
九年之後,汾陽仍在修建道路與新的樓房,但是在商業區我們看到的不是一個生氣勃勃的
新市鎮,而是一個充滿仿製品與過分喧鬧的破落小鎮,擁有和中國所有小鎮千篇一律的形式.
煉製焦炭已是城市重要的經濟來源之一.在過去的五年中,能源的緊缺給整個山西帶來
嶄新的機會,煤炭的價格突然上漲好幾倍,那是中國的經濟車輪依褚高消耗能源而轉動的
結果.「每一籃子拉出來的不是煤而是人民幣,」一位本地人既感慨了財富的到來,
也感慨了污染的嚴重:「開車進去時你是歐洲人,出來時你就是非洲人.」那些曾經
不顯眼的小城,突然湧現出大量的百萬富翁、千萬富翁與億萬富翁.在過去的幾年中,
山西有點像時發現了金礦的1850年代的加州.

9年後、汾陽では相変わらず、道路の敷設と新築マンションの建築が行われていた。
ところが、ビジネス街で私たちが見たものは、活力みなぎる新しい地方都市ではなく、
ニセモノ商品があふれ、ただやかましいだけの落ちぶれた田舎町で、中国の他の
小さな町と判で押したように同じ状態であった。コークスの製造はすでに町の重要な
収入源のひとつになっていた。過去の5年間、エネルギー源の欠乏は山西省全体に
全く新しい発展の機会をもたらした。石炭価格は突然、数倍に跳ね上がった。それは
中国経済発展の足取りが、エネルギーの大量消費に依拠していたためにもたらされた
結果であった。現地のある人は、外部からの財源の流入と、重篤な環境汚染の状態を
感慨深く振り返って言った。「ひとつひとつのかごで運び出されるのは、石炭ではなく、
まさしく人民元だった。だが、搬出用のトラックが入ってくるとき、運転手は
ヨーロッパ人だが、出ていくときはアフリカ人になる。」取るに足らないいくつもの
小さな町に、突然、百万長者、千万長者、億万長者が湧き出るように出現した。過去の
数年間の山西省は、1850年代のゴールドラッシュに沸くカリフォルニア州を彷彿とさせた。


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第32回TECCの結果

6月上旬に受けた試験の結果が届いた。今回も手応えがなかなかよかったが、やはり
いつもの通り、手応えだけでおわってしまい、不完全燃焼だった。例によって正解が
発表されないし、問題も持ち帰れないので、どこをどう間違えたのかわからない。
でもまあ、減点が大きかったので、かなり派手に間違ったのだと思う。またまた残念な
結果だけれど、リスニングをはっきりと完璧に聞き取る、というのが目下の課題なので、
この方面で、更に精進を続けるしかない。今回は相原先生の講評が面白かった。
「総合得点平均スコア」がいつになく高い理由だが(いつもは400点台後半、今回は531点)、
日中関係の冷え込みにより、入門者の中国語産業への参入が減少した。一方、
中上級者たちは乗り掛かった舟なので、今更やめるわけにもいかず、懲りずに学習を
続けた。結果、平均を押し下げる入門者が少なく、押し上げる中上級者が研鑽に
励んだため、全体の平均が上がった。。。。なんとなくわかる気もするし、部分的には
的を得ていると思うが、いかんせん、この試験は参加者が少ない(と思う)。いつからか、
参加者数を発表しなくなった。母数が小さければ、そこから導き出される結論も、
やはり頼りない。少なくとも中検ほどの参加者を擁し、そこからの分析・推論でないと、
心もとないと思う。TECCのいっそうの奮起を望んで止まない。それよりも何よりも、
自分がまず、もう少し上のレベルを目指して、奮起しなければいけないのだけれど。

これまでの受験記録
回/年月/リスニング/ライティング/合計
19/2008-6/428/416/844
20/2008-12/484/484/968
21/2009-6/495/495/990
22/2009-12/459/445/905
23/2009-7/492/477/969
24/2010-12/465/458/923
25/2011-7/493/492/985
26/2011-12/491/499/990
27/2012-6/435-428/863
30/2013-6/470/499/969
31/2013-12/455/448/903
32/2014-6/473/487/960





★本日の学習進捗状況
1.単語帳
13冊目 15ページ目(全30ページ、1ページに30単語)

2.百年中国散文精选(1〜425ページ)
19ページ目
1.洪水与猛兽 蔡元培  読了
2.少年中国说 梁启超  読了
3.秋夜    鲁迅   読了   
4.雪     鲁迅   読了
5.从百草园到三味书屋 魯迅  読了
6.故乡的野菜     魯迅  読了

3.中国語作文−その基本と上達法(1~253ページ)
46ページ目

4.音読「三国志演義」(10−67ページ)
27ページ目

5.音だけを聞いて長文を暗記する「耳が喜ぶ中国語」(全110課) 
13課

6.論説長文読解「ビジネスリテラシーを鍛える中国語 I」(1課〜30課)
進まず。

•祖國的陌生人 p198(小鎮青年‧賈樟柯)
但更進一步的瞭解的慾望,卻不是通過他的電影,而是來自於他的個人。我第一次見到他
是在2005年初,我們被相互介紹給對方,卻只是握了手,好像什麼也沒有說。第二次
則是在上海,在酒店的櫃檯前,我們一起等待Check in,他和我的同事小晏隨意的聊天,
誠懇而真實.再然後,我們邀請他為雜誌寫文章,他的語言比編輯們估計得要有魅力得多,
他像一個作家寫作,卻比大多數作家要誠實得多.在東四環的一間餐廳裡,我還發現
他擁有談話的天賦.那天,他剛剛從重慶市的奉節縣城歸來,他的新電影《三峽好人》
是在哪裡展開的.
しかし、(彼を)もっと理解したいという願望は彼の映画を通じてではなく、彼個人から
来るものだった。私が最初に彼と会ったのは、2005年の初め、相互に紹介されたが、
単に握手を交わしただけで、何も言わなかったと思う。次は上海のホテルのフロントだった。
ふたりともチェックインの順番待ちだった。彼と私の同僚、小晏は、気楽におしゃべり
していたが、誠実で実直な感じがした。更にそのあと、我々は彼に雑誌用の文章を書いて
もらった。編集者たちが思っていたよりも、かれの言葉はずっと魅力的で、作家みたい
なのにそれでいて、大多数の作家よりも誠実だった。東四環のあるレストランで、私は
更に彼が話のセンスもあることに気付いた。その日は、彼が重慶の奉節県から帰った
ばかりの日だった。彼の新作映画「三峡好人」はそこが舞台だったのだ。


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2014年6月の結果

梅雨入りはしたけれど、けっこう晴れの日は多い。いろいろな意味で、毎日が
充実していると感じる。ありがたいことだと思う。体の方の調子も以前と比べて
はるかに良くなり、かかりつけの医者もさすがに近頃は褒めてくださるように
なった。唯一、仕事の方面が厳しい。でもこれは、自助努力で乗り切らなければ
と思う。
1. 1日平均1万歩
11996歩。最高は15293歩、最低が10222歩で未達日はゼロだった。先月と同じく、
平準化の傾向が非常に顕著である。歩くことがとても楽しい。体重は月平均
ベースで0.66kg減。漸減状態が持続できているのは喜ばしい。当月は、会社の
同僚との宴会が1回あっただけで、外食回数はかなり抑え込むことができた。
若い友人とのおしゃべりは楽しく有益だけれど、ダイエットへの影響は避けられず、
間合いを測るのが難しい。
2. 中検
前回のブログで詳しく書いたが、やはりいつになく不出来であった。もうすぐ
結果が届くと思うので、また内容を分析してみたい。付け焼刃的に、
「ジャーナル」のディクテーションを集中的にこなして、試験会場に臨んだが、
効果のほどは疑問だった。
3. TECC
これも詳細をブログに書いた。結果の到着が少し遅れているような気がする。
こちらも楽しみではある。
4. 交流促進
関西原書会に参加。今回は今読んでいる「散文精選」の内容を一部発表した。
参加者のみなさんは、本当にたくさん読んでおられると思う。林海音の
「城南旧事」という本をお借りした。並行して読み進めていきたい・
5.翻訳力強化
新しい進展なし。
5. ニュースを聴く
全然聞いていない。
6. 音読励行
特になし。
7. ディクテーション
毎週の日曜朝の課題と、「ジャーナル」のニュース記事は、一応続けてやっている。。

★本日の学習進捗状況
1.単語帳(Campus Wide)
13冊目 15ページ目(全39ページ、1ページに30単語)

2.百年中国散文精选(1〜425ページ)
19ページ目
1.洪水与猛兽 蔡元培  読了
2.少年中国说 梁启超  読了
3.秋夜    鲁迅   読了   
4.雪     鲁迅   読了
5.从百草园到三味书屋 魯迅  読了
6.故乡的野菜     魯迅  読了

3.中国語作文−その基本と上達法(1~253ページ)
46ページ目

4.音読「三国志演義」(10−67ページ)
27ページ目

5.音だけを聞いて長文を暗記する「耳が喜ぶ中国語」(全110課) 
13課

6.論説長文読解「ビジネスリテラシーを鍛える中国語 I」(1課〜30課)
進まず。

•祖國的陌生人 p190(臺灣素描)
我多少能理解他們的憤怒,憤怒中有被欺騙,還有深深的困惑。幻滅與希望,
終結與新生,瀰漫在此刻的臺灣。他們看到臺灣在日益強大的中國面前,失去自我。
看到曾經是民主希望的陳水扁,如今成為了階下囚,是貪腐的象徵。我感到內心的
混雜情緒。一方面,我擔心這如今的理想又要變成未來的幻滅?但另一方面,
這個社會勃勃的生命力正在綻放,年輕人相信自己能夠改造社會,他們不憚於表達
自己的感受,並隨時可以付諸行動。

私にはけっこう、彼らの怒りと怒りの中にある騙されたという感覚、そして深い困惑を
理解できた。このときの台湾は幻滅と希望、それに終わりと新しい始まりに満ち満ちていた。
彼らは日増しに強大になっていく中国を目の前にして、自らを失いつつあった。かつて
民主の期待の星であった陳水扁は、今や牢につながれ、腐敗の象徴となった。私の中で
感じるところがふたつ、入り混じっていた。一方で、今日の希望がまたしても将来の
幻滅につながりはしないか、と心配になり、しかしまた一方で、ここの社会の
ふつふつたる生命力がまさに花開こうとしていて、若者たちは自分たちが社会を
変革できると確信し、自分たちが感じたままを堂々と述べ、しかもそれをいつでも
実行に移すことができる、という点であった。


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