第83回中検受験と出店

会場は前回の口試と同じ、大きな大学の教室、さすがに大都市の会場だけ
あって、東方書店の出店があった。迷わず、いや少し迷いながら3冊購入した。
関中研出版から出ている(新刊だそうな)「汉外词汇教学新探索」は
沈国威先生の著作、中国語の単語に焦点が当てられていて、なかなか
読みごたえがありそうである。後の2冊は、なつかしの白帝社、小川郁夫先生の
「中国語常用軽声語辞典」と、上野恵司先生の「精選中国語成語辞典」、どちらも
面白そうな本だと思った。前者は軽声を含む単語を収録し、巻末には軽声語に
ついて鋭い考察が加えられている。後者は3363語を収録した成語辞典である。
先日、「中国語成語ハンドブック」(白水社 沈国威)を購入したが、これは
収録数は1200と少ないが用例が豊富で分厚い、という特徴がある。いずれも
中検2級以上の学習者を意識した、学習書である。こういう出店は、図書カードで
支払えないのが難点。ポイントもたまらない。もちろんここで見るだけ見て、
あとで大型書店で購入、という手段も考えたが、面倒くさくなって買ってしまった。
ここで踏ん張れないのが老化の表れなのかもしれない。
さて試験会場は奥まった教室。静かである。準1級は43人、男女相半ば、というところ。
試験官は珍しく日本人であった。まず聴解。答え合わせをしてみると、ここで2つも
落としている。このたびの聴解は、全文ディクテーションとして出題されても完璧に
書き出せるほど、はっきりと聞き取れた。しかしそれでも。とりこぼしがあると
いうことは、もはや中国語以前の段階で、基本的な読解能力が不足していると
判断せざるを得ない。頭が痛い。対策としては、過去問にあたってみなければ
いけないと思う。或は高校の現代国語でもやり直す必要があるのかもしれない。
ディクテーションは無事通過できたと思う。とにかく、前回あたりから、書き出す
文章が短くなった。読みあげスピードも比較的緩やかで、5問中には、1回の聞き取りで
全文、書き出せるのがあったほどで、以前とは様変わりである。内容の難度そのものは
以前と同じくらいと思う。誤字や汚い字を点検して、書き直す余裕ができたのは助かる。
筆記の1と2の方もぽろぽろと落としている。3だけ無傷で乗り切った。翻訳は、なんとなく
できたような雰囲気ながら、やはりいつものようにかなり削られていると思う。
日中訳も中日訳も、確かに大きくは外していないが、細かい点は自信がない。リスニングで
2つも落としたのがさすがに大きく、今回は180点もいかない可能性が高い。なかなか厳しい。

★本日の学習進捗状況
1.単語帳
13冊目 15ページ目(全30ページ、1ページに30単語)

2.百年中国散文精选(1〜425ページ)
19ページ目
1.洪水与猛兽 蔡元培  読了
2.少年中国说 梁启超  読了
3.秋夜    鲁迅   読了   
4.雪     鲁迅   読了
5.从百草园到三味书屋 魯迅  読了
6.故乡的野菜     魯迅  読了

3.中国語作文−その基本と上達法(1~253ページ)
46ページ目

4.音読「三国志演義」(10−67ページ)
27ページ目

5.音だけを聞いて長文を暗記する「耳が喜ぶ中国語」(全110課) 
13課

6.論説長文読解「ビジネスリテラシーを鍛える中国語 I」(1課〜30課)
進まず。
*今回は試験準備として、「聴く中国語」5,6,7月号のニュースの書き取り
練習を行った。

•祖國的陌生人 p181(臺灣素描)
高雄一直下雨,風不斷的把行人手中的雨傘吹翻了面。在旗津島上,我在一家叫鴨腳的
海鮮店裡吃螃蟹,老闆祖籍江蘇,他的父親是國民黨1949年來台的老兵‧「能統一,」
他聽說我來自北京後說,「柏林牆兩邊能統一,海峽兩岸為什麼不行?」

高雄はずっと雨だった。道行く人の手にする傘は、たびたび強風にあおられて裏返しに
されていた。旗津島では、海鮮料理の「鴨脚」という海鮮料理の店でカニを食べた。
主人は江蘇省籍で、その父親は1949年に台湾に渡ってきた国民党の老兵だった。
「統一できるさ。」主人は私が北京から来たことを聞いて、こう言った。
「ベルリンの壁の両側が統一できたんだ。海峡の両岸はどうしてダメなんだい。」

href="http://foreign.blogmura.com/chinese/">にほんブログ村 外国語ブログ 中国語へ
にほんブログ村

第32回TECC受験

本業の学習の方は相変わらず難しい。新出単語続出で、四苦八苦している。毎日の
出勤の際も、久しぶりに緊張の連続で、これを何とかダイエットのプラス面に働くように
しなければ、と考えている。さて、そんな環境の中、今日は梅雨の晴れ間にTECCを
受験しに行ってきた。さすがに引っ越し前より人口の多いところなので、参加者も
大幅増加した。といっても38名。相変わらず存続できるだろうか、の心配は残る。
主催者側が参加人数を発表しなくなってしまってからすでに久しい。中国政府でさえ、
ジニー係数の発表を再開したのだから、全体像を把握するためにも是非公表して
ほしい。受験年齢層はかなり幅広く、男女はほぼ半々か、男性が少し多い目か、
という程度。昔と比べれば男性は増えたが、やはりスコア式の試験の成績は、
履歴書に書いたりするのに効力を発するのだろうか。前回の失敗を踏まえ、今回は
リーディングを最初から猛スピードで飛ばしていった。計算すると、約38秒に
1問ずつ回答していかなければならない。最初の方の問題は、回答するのに3秒も
必要ないが、後半は本文をじっくり読んでからでないと答えられないため、
けっこうきつい。すべて4択なので、迷い始めるとけっこう時間を食う。今回は
とにかくスピード第一を心掛け、4分を残して終了できた。振り返ってチェックして、
なんと2か所も早とちりによるミスを発見、慌てて修正した。このスピード勝負は、
HSKを彷彿させる。前半のリスニングの方も、少し迷うところがあった。
図画写真問題では、最近は印刷が格段に良くなり、以前のようなあいまいさは
なくなった。ただ今回も「老人は眼鏡をかけている」という録音が流れたとき、
かけているかどうか、眼鏡が小さすぎて、こちらが眼鏡をはずして、問題の写真を
食い入るように見なければならないシーンがあった。問題は難しくてもいいけれど、
図画と写真は明快なものを採用してほしい。今回、A級は確保できたと思うが、
あまり上の方には届いていないような気がする。「中国語他検定とスコア比較」なる
表をいただいた。なるほど、こんなものかと思う部分もあるが、思わずうなって
しまうところもある。受験経験をお持ちの皆様の感触も是非お伺いしたい。ともあれ、
1か月後の結果通知到着が楽しみである。

★本日の学習進捗状況
1.単語帳(Campus Wide)
13冊目 12ページ目(全39ページ、1ページに30単語)

2.百年中国散文精选(1〜425ページ)
19ページ目
1.洪水与猛兽 蔡元培  読了
2.少年中国说 梁启超  読了
3.秋夜    鲁迅   読了   
4.雪     鲁迅   読了
5.从百草园到三味书屋 魯迅  読了
6.故乡的野菜     魯迅  読了

3.中国語作文−その基本と上達法(1~253ページ)
46ページ目

4.音読「三国志演義」(10−67ページ)
27ページ目

5.音だけを聞いて長文を暗記する「耳が喜ぶ中国語」(全110課) 
13課

6.論説長文読解「ビジネスリテラシーを鍛える中国語 I」(1課〜30課)
進まず。
*今回は試験準備として、「聴く中国語」のニュースの書き取り練習を少し行った。

•祖國的陌生人 p161(臺灣素描)
比起經濟與文化上日漸熟悉,政治上的臺灣仍舊陌生。有那麼一段時間,像所有對中國政治
不滿的青年一樣,我對於臺灣的民主模式,滿懷敬佩。在經濟筯長之後,民主政治
會自然到來嗎?中國也將跟隨這條道路嗎?蔣經國是我心目中傑出政治家的典範,
他懂得退出權力。我也對臺灣的一代知識精英們相當折服。他們從未停止過抗爭。
経済や文化面では日増しに台湾に対する知識が増えていったが、政治的には相変わらず、
理解していなかった。あれほど長い間、中国大陸の政治に不満を抱くすべての若者同様、
私は台湾の民主主義に対し、完全に敬服していた。経済が発展すれば、民主政治という
ものは自然に実現するものなのか。中国もいずれは同じ道を歩んでいくのか。蔣經國は
私の中では最も傑出した政治家の模範だった。彼は権力の座からの引き時を知っていた。
私はまた台湾の知識層、エグゼクティブたちにかなり心酔していた。彼らは常に自由への
闘争を止めることがなかった。



href="http://foreign.blogmura.com/chinese/">にほんブログ村 外国語ブログ 中国語へ
にほんブログ村

2014年5月の結果

5月もハイペースで過ぎた。生活の中心は徐々に新しい職場に移ってきた。最初の
うちは、自分の経験談を請われるままに披瀝して、皆様のご参考に供する、という
パターンで、社内で「お伽衆」的な地位を確立しつつある、これで雨露をしのげればよい、
シメシメと思っていたのだが、さすがに世間はそこまで甘くはなくて、やはり本業の
内容をみっちりと勉強しなければならなくなってきた。まあ、そりゃあそうだろうと思う。
私以外の老若男女の全員が当然のように、日常で自然に口から発している単語たちを
私一人だけが全く理解できないという悲惨な状態である。「海外生活では、何かと
ご不自由が多かったでしょう」などと、水を向けられるが、「いえいえ、ここよりは
ずっとマシです」とか、正直に返事はできないので、力なく笑いながら、専門書を読んで、
なんとか職場のルーティーンに乗ろうと必死の毎日である。材料工学、金属加工など、
今まで見向きもしなかった分野の勉強が、次々に出てくるが、やってみると意外に面白い。
「なあるほど」をさかんに連発している。技術系でない人も含めて、ここのみなさんは
本当によくご存じだと思う。あたりまえかもしれないが、感動的である。この用語は
中国語で何というのだろう、とか余計なことを考えながら、楽しむことはできる。
語学を利用するビジネスシーンも結構登場する。しかし、黒田竜之助先生ではないが、
目下のところ、ことごとく「その他の外国語」ばかりで、中国語を使う機会がない。
まあ、以前の職場でもそれほど多用していたわけではないのだが、全然ないとなると、
やはり一抹の寂しさを感じる。理論的には出てきてもおかしくない環境なので、
気長に機会を待って、ぜひ今後とも仕事面でも中華圏の人と交流を深めたいと願っている。

1. 1日平均1万歩
12350歩。最高は17179歩、最低が10030歩で未達日はゼロだった。2万歩を超えるような
日はなかったかわりに、未達日もゼロだったので、好成績と言えると思う。天気のいい日が
多かったことも原因である。体重は月平均ベースで0.72kg減。やはり春秋は痩せやすく、
夏冬は太りやすい傾向が如実に出ている。このあとの梅雨の時期、それに続く猛暑の日に
どこまでリバウンドを抑えられるかがポイントである。本年度は是非ともいい成績を残したい。

2. 中検
受験が迫っているのに、全く中国語学習の方がお留守になってしまっている。これから、
付け焼刃的に頑張ろうと思う。

3. TECC
来週受験。今日はこれから書き取りの練習をする。

4. 交流促進
中国語関係は特になし。

5.翻訳力強化
新しい進展なし。

5. ニュースを聴く
全然聞いていない。

6. 音読励行
特になし。

7. ディクテーション
毎週の土曜朝の課題のみ。

★本日の学習進捗状況
1.単語帳(Campus Wide)
13冊目 12ページ目(全39ページ、1ページに30単語)

2.百年中国散文精选(1〜425ページ)
19ページ目
1.洪水与猛兽 蔡元培  読了
2.少年中国说 梁启超  読了
3.秋夜    鲁迅   読了   
4.雪     鲁迅   読了
5.从百草园到三味书屋 魯迅  読了
6.故乡的野菜     魯迅  読了

3.中国語作文−その基本と上達法(1~253ページ)
46ページ目

4.音読「三国志演義」(10−67ページ)
27ページ目

5.音だけを聞いて長文を暗記する「耳が喜ぶ中国語」(全110課) 
13課

6.論説長文読解「ビジネスリテラシーを鍛える中国語 I」(1課〜30課)
進まず。

•祖國的陌生人 p160(臺灣素描)
我對臺灣的最初印象是二十多年前春節聯歡晚會上,費翔唱出了《冬天裡的一把火》。
我在北京郊區的一所小學上四年級,對於潮流一無所知,卻記住了他那副與眾不同的
樣子──長長的鄢褲,紅色的短上衣,脖子前面的鄢領結,當然還有他那波浪式的髮型。
他來自臺灣。也是在那個時間的前後,來自臺灣的電視劇《一剪梅》風靡了中國,
我的媽媽是個熱心、容易落淚的觀眾。我也記得,1989年秋天,我在電視裡看到了
三個少年人組成的小虎隊,《青頻果樂園》的旋律,比那個夏天北京激烈、慘痛的悲劇,
給我留下了更深的印象。

私が最初に受けた台湾のイメージというのは、今から20年前の春節歌唱交歓会で費翔が
歌った《冬天裡的一把火》だった。北京郊外で小学校4年生だった私は、政治情勢に
ついて、全く知らなかったが、彼の特異な格好はしっかりと記憶に残っている。
長い髪に黒いズボン、赤くて短い上着、首のところで結んだネクタイ、更には
波打つような髪型など。彼は台湾出身なのだ。ちょうどそのころ台湾から入ってきた
デレビドラマ《一剪梅》が中国を一世風靡した時期だった。私の母親も熱狂的で
涙もろい観客の一人だった。私も1989年の秋にテレビで見た3人の若者のグループ
小虎隊の《青頻果樂園》のメロディーが、その夏、北京で起こった衝撃的で悲惨な
事件よりも、更に深く印象に残ったのを覚えている


href="http://foreign.blogmura.com/chinese/">にほんブログ村 外国語ブログ 中国語へ
にほんブログ村

82回二次試験の結果

口試の結果が届いた。今回は、とちったり、言い間違えた部分についてしっかりと
減点されていた。やはり前回の満点は、何か不自然な感じがしていたので、なんか
ほっとしたような気分である。自分の出来栄えは前回も今回も同じ、試験の難度も
同じ(あくまでも自分の感覚の範囲内で)であるからして、今回の採点が妥当な
ところなんだろうなあと思う。ということは、もっと円滑に、自由に、自分の
言いたいことを表現できるよう、発話練習と語彙力増強を図る必要あり、という
ありきたりの結論に落ち着く。努力目標ができたのは、喜ばしいことと思う。
次回以降もご近所で試験が行われる限りは参加し続けようと思う。対策といって、
適切な具体策は思いつかないが、ひとつは音読による口慣らし、それに2級の
筆記問題に出てきそうな短文翻訳(今回は、「あの子は家でテレビゲームをしているか、
漫画を読んでいるかどちらかだ」のようなのが出題された)に対して、「重要文型」の
ようなものを普段からよく練習しておくこと、それと2分間の自由スピーチ(題目は
3つのうちから、自分の好きなものを選択)の対策として、話題になりそうなもの
(これまであったのは、「私と中国」、「私と外国語」、「恩師の思い出」などなど)に
対して、あらかじめで自分で作文しておき、書いて音読しておけば、実際の試験時に
大いに助けになると思う。出される話題が平凡で常識的なものばかりなので、別に
試験でなくても、普段のおしゃべりの中でも、現れやすそうなタイトルであれば、
そういった雑談ネタを用意しておくのも悪くない。中国の友人とおしゃべりする
ときにも、きっと役立つからである。全体的に不意を突いたり、意地悪な出題は
今のところ出ていない。極めて基本的なことを、しっかりと言えるようにして
おけばよい、と思うので、対策を考えること自体、会話力のアップにつながるはずである。
そういう意味で、良質な試験だと思う。
デジカメが引っ越し荷物の山の奥の方からやっと出てきたので、筆記の方の結果通知と
共に掲載すべく写真を撮ったが、アップロードがうまくいかない。問題解決まで
またまた延期である。

5/28追記
ようやく問題が解決した。結果通知を掲載する。





★本日の学習進捗状況
1.単語帳(Campus Wide)
13冊目 12ページ目(全39ページ、1ページに30単語)

2.百年中国散文精选(1〜425ページ)
19ページ目
1.洪水与猛兽 蔡元培  読了
2.少年中国说 梁启超  読了
3.秋夜    鲁迅   読了   
4.雪     鲁迅   読了
5.从百草园到三味书屋 魯迅  読了
6.故乡的野菜     魯迅  読了

3.中国語作文−その基本と上達法(1~253ページ)
46ページ目

4.音読「三国志演義」(10−67ページ)
27ページ目

5.音だけを聞いて長文を暗記する「耳が喜ぶ中国語」(全110課) 
13課

6.論説長文読解「ビジネスリテラシーを鍛える中国語 I」(1課〜30課)
進まず。

•祖國的陌生人 p158(臺灣素描)
在香港機場中華航空的櫃檯前,我領到臺灣的入境許可證。一張淺䖝色背景的
長方形薄紙,折上兩下,變成一本護照大小的簡易證件,封面上是楷體的
「中華民國臺灣地區入境許可證」字樣,上面印有青天白日滿地紅旗的圖案。

香港の飛行場の中華航空のカウンターで、台湾の入国許可証を受け取った。
薄緑のバックの長方形の薄い紙で、2回折りたたむと、ちょうどパスポート
ぐらいの大きさになる簡単な許可証だった。表紙には楷書で「中華民国
台湾地区入国許可証」という文字があり、上の方に青天白日満地紅旗の
図柄が印刷されていた。

href="http://foreign.blogmura.com/chinese/">にほんブログ村 外国語ブログ 中国語へ
にほんブログ村

2014年4月の結果

4月は何が何だかわからないままに過ぎ去った。あまりにもたくさんのやり慣れないこと
ばかりしていて、肝心の学習はそっちのけになってしまった。当面は新しい就職先の
職場環境になれなければいけない。交通が不便なこともあって、9:30から16:15までの
6時間勤務にしてもらったが、朝はともかく退勤時は育短のヤングママのように、
定時ににこやかにあいさつをしながら職場を去るのが、難しい風土である。
引っ越し荷物の整理や引っ越しに関する諸手続き、不動産売却の交渉を歓送迎会の
合い間にこなし、くたびれていたところへPCの故障、旧メールアドレスの使用
障害などが重なり、精神的に参ってしまった。というわけで、あまりいいことが
なかった4月だが、それでも徐々にはペースを取り戻しつつある。断捨離が大の
苦手ではあるが、本はbook offへ、衣類はH&Mへせっせと運び、500円の割引券と
交換し、クリーニング屋のハンガーは燃えるゴミか資源ゴミか、悩みながら処分し、
オール電化のIH対応になっていない鍋釜・フライパンも使えないので大量に廃棄した。
以前の状態に完全復帰するのは、いつになるやらわからないが、前回の引っ越しでは
5か月くらいかかったので、今回は3か月ぐらいで落ち着かせたい。そうこうしている
うちにもTECCや中検の時期がめぐってくるのである。

1. 1日平均1万歩
14113歩。多忙でも移動は常に徒歩を心掛け、かつ会社の交通不便を逆手にとって、
運動量増加を図ったのが奏功し、1万4千越えの新記録を樹立した。毎日8kmを
軽く超える歩行距離である(時間にすると2時間弱)。体重は月平均ベースで
0.48kg減。納戸の奥に眠っていた昔のズボンのうち5本ほどが、H&M行きを免れて、
晴れて再度着用できるようになった。このような当落線上ギリギリの衣類はけっこう
多くて、いつもハムレットのように悩んでしまうのである。

2. 中検
一次の結果発表と二次の試験会場の様子は先般、ブログで発表した。今は最終結果
通知待ちの状態である。

3. TECC
あと1か月で受験。

4. 交流促進
特になし。

5.翻訳力強化
新しい進展なし。

5. ニュースを聴く
全然聞いていない。

6. 音読励行
二次試験の前に、口慣らしとして少し文章を読んでみただけ。

7. ディクテーション
毎週の土曜朝の課題のみ。

★本日の学習進捗状況

1.単語帳(Campus Wide)
13冊目 12ページ目(全39ページ、1ページに30単語)

2.百年中国散文精选(1〜425ページ)
19ページ目

1.洪水与猛兽 蔡元培  読了
2.少年中国说 梁启超  読了
3.秋夜    鲁迅   読了   
4.雪     鲁迅   読了
5.从百草园到三味书屋 魯迅  読了
6.故乡的野菜     魯迅  読了

3.中国語作文−その基本と上達法(1~253ページ)
46ページ目

4.音読「三国志演義」(10−67ページ)
27ページ目

5.音だけを聞いて長文を暗記する「耳が喜ぶ中国語」(全110課) 
13課

6.論説長文読解「ビジネスリテラシーを鍛える中国語 I」(1課〜30課)
進まず。

•祖國的陌生人 p144-145(穿梭在歷史的江南)
城南和暢堂上的秋瑾故居,和勝利路上的大通學堂空空蕩蕩,遊人寥寥。那間
督辦室內仍舊是白牆木桌「讀書擊劍」被裝進玻璃框內掛在牆上。好一筆剛勁的字,
就像秋瑾給自己的號−「競雄」。1907年7月13日,她在這間辦公室被捕時,
穿著白襯衫、鄢長褲和皮鞋、英氣十足。這一年她32歲,裹過小腳、做過官太太、
生過兩個孩子、去日本留過學、研製過炸藥、辦過報紙、結過社,在她的朋友的
記憶中,她勇敢、尚武,鍾愛慷慨激昂的演說。一心要推翻滿人的統治,
宣導男女平等。她的性格比她的主張,給人留下了更深的印象,魯迅記得
她從日本歸國前的歡送會上說,「歸國後,若有人投降滿虜,吃我一刀,」
然後從靴筒裡抽出一把短刀,啪的一聲插在演講台上。

城南和暢堂にある秋瑾の旧家と勝利路にある大通学堂はがらんとして、訪れる人も
まばらだった。そこの教務室の中は昔のままの白壁、木の机だった。
「書を読み、剣を撃つ」という文字がガラスの額に収められ、壁に掛けられていた。
たくましい筆致で、ちょうど秋瑾が自分につけた号、「競雄」と同じくらい力強かった。
1907年7月13日、彼女がこの事務室で捕えられたとき、白いシャツ、黒の長ズボン、
革靴を身に着け、英雄的気概に溢れていた。このとき彼女は32歳、纏足をして役人の
奥方になり、二人の子供を産み、日本留学の経験を持ち、爆薬を製造したこともあり、
新聞を発行して、政党を組織したりもした。彼女の友人が記憶しているところでは、
彼女は勇敢で武を尊び、情熱的で激高した演説をこよなく愛した。ひたすら清朝を
転覆させたい思いを抱き続け、男女平等を主張した。彼女の性格は、その主張よりも
深い印象を人々に与えた。魯迅は彼女が日本を去るとき、その歓送会の席上で
「帰国してもし、清朝に投降して捕虜になるような輩を見つけたら、私がこの短刀を
お見舞いするわ。」と言い放ち、ブーツの中から短刀を取り出して,演台にグサッと
突き刺したのを覚えているという。

href="http://foreign.blogmura.com/chinese/">にほんブログ村 外国語ブログ 中国語へ
にほんブログ村

XPと第82回中検口試

サポートが終了しようとしまいと使い勝手がよく、かつ慣れていることもあって、
今後ともXP搭載のパソコンをなんとか使い続けようとしていたが、神の配剤か、
この中国で買ったlenovoのノートパソコンが壊れてしまった。内蔵の電池の劣化が
原因らしい。2008年購入なので、6年ちょっとの寿命だった。日本では修理
できないらしい、とのことで、選択の余地なく、新規購入となった。このXP騒動と
消費増税のおかげで、この3月は、どの大型量販店も、パソコンは狂乱の売り上げ
だったそうである。で、今は閑古鳥が鳴いているに違いないと思って、行ってみると,
確かに客は少なかったが、品物の在庫も極端に薄く、お目当ての機種探しに3店も
回らされる羽目となった。おまけに使いにくいwindows8.1を操らなければならず、
暗澹たる思いである。最も困っているのは、outlook関連で、使い方がよくわからない。
只今猛勉強中だが、もともと機械音痴な上に、仕事と通勤に時間を取られ、メールの
復活に時間がかかりそうである。以前のhotmail.co.jpが今は、hotmail.comになって
いて、データを取り戻すのが困難、と言われてしまった。というわけで、

4月19日以降に、メール発信していただいた方のご連絡は、全く取得できない、
という情けない状況になっている。わかる限りの方には、当然こちらからできるだけ早く、
ケータイのメールか何かで、ご連絡を差し上げるようにしなければならないが、まだ
できていない。あしからずご了承願うと同時に、何かあれば、このブログのコメント欄に
コメントしていただければ、と思う。本当に申し訳ない。

さて日曜日は、面接試験の日であった。天気も良かったので、会場になっている私立大学に
出かけて行った。今回の参加者は、男性3名、女性4名の7名であった。前回の東京の8名と
同じような雰囲気だった。女性2名は、読み上げられたお名前からして、中国人っぽい感じ。
男性1名は、お母さんに付き添われた高校生風であった。今回は私が真っ先に呼ばれて
面接室に。面接官は前回も同じことを書いたが、既視感がある。どこかで見たような、
そうではないような、懐かしさを感じた。日本人の男性は初めてだが、中国人女性の
面接官は、絶対どこかでお会いしていると思う。中国語を長年勉強していると、必ず
どこかで接点ができたりするものだ。今回は冒頭から、「中国語の歌は歌えますか。」と
聞かれた。いよいよ平素より練習している王菲の「我愿意」や黄小琥の「沒那麼簡單」を
アカペラでお披露目する機会が到来したかと意気込んだが、こちらが答えると、それで
満足したご様子で、すぐ次の問いに移ってしまう。あと日文中訳では、「あの子は家で
テレビゲームをしているか、漫画を読んでいるかどちらかだ。」のようなものが
出題されたりとか、最後は「我和外語」とかのテーマで2分間だらだらとしゃべったりとか、
問題の形式も、難度も前回とほぼ同じだったと思う。試験官が終始ニコニコしているのも
前回と同じで、非常に和やかな雰囲気で受験できた。75点以上で合格とのことなので、
合格はできたとは思うが、今度こそどこかで減点されている気がする。結果通知が楽しみである。

★本日の学習進捗状況
1.単語帳(Campus Wide)
13冊目 12ページ目(全39ページ、1ページに30単語)

2.百年中国散文精选(1〜425ページ)
19ページ目
1.洪水与猛兽 蔡元培  読了
2.少年中国说 梁启超  読了
3.秋夜    鲁迅   読了   
4.雪     鲁迅   読了
5.从百草园到三味书屋 魯迅  読了
6.故乡的野菜     魯迅  読了

3.中国語作文−その基本と上達法(1~253ページ)
46ページ目

4.音読「三国志演義」(10−67ページ)
27ページ目

5.音だけを聞いて長文を暗記する「耳が喜ぶ中国語」(全110課) 
13課

6.論説長文読解「ビジネスリテラシーを鍛える中国語 I」(1課〜30課)
進まず。

•祖國的陌生人 p141(穿梭在歷史的江南)
我們離去時,狗又吠了起來,一件紅色羽絨服在衣架上晃動。不知當年吳越離家,動身前往
北京時,他的家是否養了狗,牠的叫聲是否響亮?誰也未曾想到,這個瘦小男子孤注一擲的
行動,將成為二十世紀中國歷史的一個轉折時刻。一個暴力的,激進的時代正式開始了。
他鼓舞起了社會,但這鼓舞導致的結果,卻可能並不是他最初所期望的。

自分たちが立ち去ろうとすると、犬がまた吠えだした。赤いフリースの服がハンガーに
かかって揺れている。当時、呉越が家を出て北京に向かうとき、家で犬を飼っていたの
だろうか、またその声はよく響いたのだろうか。この痩せた小男が、いちかばちかの賭けに
出たことが20世紀中国の歴史上のターニングポイントになったなんて、誰もが想像
しなかったことである。バイオレンスと激情の時代がまさしく始まったのである。彼は
社会を鼓舞しようとしたのだ。でも結果的には、それは彼が当初望んだものには決して
ならなかったのだろう。

href="http://foreign.blogmura.com/chinese/">にほんブログ村 外国語ブログ 中国語へ
にほんブログ村

第82回中検筆記の結果

相変わらずバタバタしているが、それでも就職活動だけはトントン拍子に進んで、決まった。
通勤の交通は不便だけれど、贅沢は言えない。ダイエットも兼ねて、電車1回乗り換えののち、
約45分歩いて通うことになった。引越しの荷物も無事届いたけれど、整理が終わるまで、
半年やそこいら、かかりそうな勢いである。焦らずに牛歩のスピードで進める。本日、
試験結果通知が到着した。デジカメが引越し荷物の中に埋もれてしまい、取り出すのに
時間がかかるので、手写しで結果を発表したい。

回数/合計/リスニング/筆記
71/174/91/83
72/182/97/85
73/地震で中止
74/171/91/80
75/184/95/89
76/174/94/80
77/184/95/89
78/177/88/89
79/182/97/85
80/183/93/90
81/180/90/90
82/181/95/86

82回
リスニング95 (1/45, 2/50)    
筆記86 (1/16, 2/18, 3/16, 4/21, 5/15)
合計181

答え合わせもせず、答えを写し取ってきた問題用紙はシュレッダーにかけてしまった関係で、
どこを間違ったのか定かではない。まずリスニングの1は、例によって「本文の内容と一致する
(しない)ものは、次のうちどれか。」という部分で、ひとつ落としたのだと思う。詳細は
不明だが、いつもの展開なので、仕方ないかなとは思う。でもリスニング1の配点は、
1個5点と大きいため、目標の190点達成のためには、本来落としてはいけないところである。
最近は、内容がかなり明確に把握できるようになり、1回目は、わかりきったもの以外は回答を
記入せず、設問をメモしておいて、2回目の読み上げのときに答えを探しに行く、という
テクニックを習得した関係もあって、かなり落ち着いて回答できていると思うのだが、ときどき
どちらも当たっているような設問に出会い、はたと迷ってしまい、ユビ運に委ねることがある。
この辺りの克服が今後の課題である。リスニング2は、今回読み上げスピードが、ややダウンした
ような気がした。何よりも書き取り文が5つとも短かった。単語の難度はいつもと同程度。
短い分だけ「書く」という作業に余裕が生まれ、後で見て、極端にひどい文字だけ消しゴムで
消して書き直すという修正が可能になった。無印良品の消しゴムは本当によく消える。書き直しの
ときは細心の注意を払い、かな釘流に、しっかりと書いた。このあたりのケアが功を奏し、
無傷で切り抜けることができた。筆記の1は、前の記事で書いたとおり、ハラハラと真珠のような
大粒の涙を流しながら回答したので(?)、やはり抜け落ちが2つも生じた。エモーションには
常に注意が必要だと深く反省した。ただこの2問は、明らかに知識不足によるものなので、
大いに勉強になった。筆記の3はなんとか無傷で切り抜けて、筆記の4は中文和訳であるが、
ここでの21点は、自分としては許容範囲なのでO.Kとする。逆に次の和文中訳は出題が1問
減ってしまったのだが、ここの15点は少し物足りない。翻訳練習をもっと頑張ろうと思う。
前回は初の2次試験のため、東京くんだりまで下りていったが、今回はもういいだろうと思って、
パスするつもりだった。ところが案内を見ると、なんと地元での開催になっており、これなら
お安く行ける、と思って、気を取り直し、参加することにした。心して臨みたい。

★本日の学習進捗状況
1.単語帳(Campus Wide)
13冊目 12ページ目(全39ページ、1ページに30単語)

2.百年中国散文精选(1〜425ページ)
19ページ目
1.洪水与猛兽 蔡元培  読了
2.少年中国说 梁启超  読了
3.秋夜    鲁迅   読了   
4.雪     鲁迅   読了
5.从百草园到三味书屋 魯迅  読了
6.故乡的野菜     魯迅  読了

3.中国語作文−その基本と上達法(1~253ページ)
46ページ目

4.音読「三国志演義」(10−67ページ)
27ページ目

5.音だけを聞いて長文を暗記する「耳が喜ぶ中国語」(全110課) 
13課

6.論説長文読解「ビジネスリテラシーを鍛える中国語 I」(1課〜30課)
進まず。

•祖國的陌生人 p128(穿梭在歷史的江南)
兩週來、安慶一直下雨。長江邊的碼頭靜悄悄的、像是陷入時間的停滯。這座安徽南部的江城,
像是中國很多三級城市一樣,被忽略、被遺忘。很少有人記得、就在一個世紀前、它是安徽的省府,
是繁華的港口,是中國為數不多的開風氣之先的城市。這裡產生了中國第一家近代軍事工廠,
造出了中國第一艘輪船,開辦了中國最早的白話報紙之一,創辦了一批新式學堂,孕育了一代革命家。
ここ2週間、安慶はずっと雨降りだ。長江べりの港はひっそりとして、まるで時間が止まったかのようだ。
ここ安徽省南部の川沿いの小都市は、中国の他の三級都市同様、無視され、忘れられてきた。
つい1世紀ほど前までは、ここは安徽省の省都で、港として繁栄し、中国では数少ない先進の
気風に満ちた都市であり、中国で初めて近代的な軍需工場が建てられ、中国で初めての汽船が造られ、
中国で最も早期に白話体の新聞が創刊され、新形式の教育施設が建てられ、当時の革命家たちを育んだ、
というような歴史を知る人もほとんどいなくなったのだ。

href="http://foreign.blogmura.com/chinese/">にほんブログ村 外国語ブログ 中国語へ
にほんブログ村