オススメの文法書
謹賀新年。年が改まるとなんとなく気分も改まる。今年も
頑張って中国語を勉強して行きたい。
いつも愛読させてもらっている更藍さんのブログでご紹介の
あった文法書が手元に届いた。名前は「つながる中国語文法」、
著者は林松涛先生、出版社はデイスカバリー・・・あまり
聞いたことのない名前ばかりである。
大から小へ、骨格から飾りへ、という著者の解説方針がとても
気に入った。練習問題など無駄なものはなく、完全に説明に
徹しているところがよい。この著者は、中国人にしては珍しく、
中国語の教え方がうまい。技術系の出身らしく、理路整然と
している。
文法書は、初級の入門書と違い、やさしいもの、日常的な
ものから順番に並べていくよりも、この本のように骨格から
入って周辺に及んでいくという、中国語の全体が見渡せる
パターンが最も望ましいと思う。
すでに学習の進んだ方には、既習事項がかなりあるはずで、
気づかなかった、または習っていなかった部分だけを
勉強していけばよいので、負担もそう重くないと思う。
全くの初学の方には、重苦しくて読みにくいので、やはり
中国語検定4級、3級の方に最適かな、とも思う。
私自身も学ぶべきところが多い、久しぶりの良書との
邂逅で、お正月休みを楽しく過ごせそうである。