ダイエットと記憶

連休中にダイエットを頑張って、当初目標の1.5kgを上回って
減量に成功した。けっこう、なんやかんやとムシャムシャ食べたのに
うまくいったのは、一日7kmのウォーキングを欠かさず続けた
ことと、炭水化物を摂らなかったためだと思う。炭水化物系統は、
1日でパン1個とバナナ1本、クッキー少々に留めた。ところが
案の定、出勤が始まると同時にリバウンドも始まった。ある程度、
想定内だが、それでも毎朝、体重計に乗って、みるみる戻って
いくのを見るとやはり悲しい。この前読んだダイエットの本には、
とてもいいことが書いてあった。いわく「リバウンドを恐れるな、
リバウンドしてもかまわない」。どういうことかというと、健康の
ため減量し数値が減った状態を保つことは、それ自体いいことだが、
実はその途中の過程にも意義がある。「減らし癖」をつける効果が
ある。どうせリバウンドするから、という理由で減量せず、
高止まり状態を続けるのは、加齢と共にいろいろな病気を誘発し、
健康によくない。たとえ元に戻ってしまっても、短期の低体重期間が
あれば、その分だけもうけもの、という考え方である。そのあと
またダイエットを頑張り、リバウンドし、またまた・・・というのを
繰り返していると、からだには「減量癖」がつき、ダイエットが
だんだん以前より楽に実行できるようになる。からだがそれに
順応していき、ついには確定的な減量に成功する、ということで
あった。人体の順応性というのは相当高いものだなあ、と思った。
人類は何万年もそれによって、さまざまな環境の変化に対応し続けて、
絶滅を免れてきたのだから、当然かもしれない。この話を聞いて、
すぐに記憶術のことを考えた。状況がまったく同じであることに
思い至った。どうせ忘れるから、という理由で練習を怠れば、
記憶機能そのものが退化する、脳に必要ないと判断されてしまう。
極論すれば、記憶の機能が盲腸や親不知の奥歯のように無用の
長物になってしまう。忘れてもまた覚え、を繰り返していると、
その間に記憶力は鍛えられ、覚えたい項目が最終的に脳裏に
定着する、という点もそっくりである。太ったらまたやせればよい、
忘れたらまた覚えたらよい、と考えれば、ストレスもたまらず、
無意識のうちの前進が期待できる。というわけで、本日もせっせと
自作の単語ノートを使って、単語記憶のための復習をしている。
さて、中日翻訳練習の次の教材を「杜拉拉升职记」と決めたが、
これをブログにどう反映させていくか、で少し悩んだ。結局
スピード重視、辞書もあまり引かず、新出単語を収録せず
(単語の習得は別の勉強で実施)という速読方式にして、読了を
急ぐことにした。中文に慣れて、瞬間読解能力を高める狙いである。
でも、その中で、気になる部分を抜粋し、自分の訳と共に
ブログ上にアップしようと思う。全文、長文は体力的に続かないので、
できるだけ分量を制限して紹介したい。だいたいの選文の基準と
いうか目安は次のとおり。
・難度の高い訳しにくい文
・表現が豊かで、自分でも使えそうな面白い文
・ユーモアのある文
・リズミカルな、または中国語らしい表現だと感じる文
作品そのものには、それほど興味が持てないので、あくまで生きた
語学教材、という目で見ていきたい。誤訳や状況把握に難点がある
場合など、いろいろ問題点も出てくると思うので、大方の
ご叱正を仰ぎたい。

P10
拉拉不知道蓝妮是谁、她也不关心这个。宝马在中酒附近把她放下、
她暂时化险为夷、迷迷登登地回住处去了、一路上只感觉自己
两只脚的长度好像不一样、走起路来高一脚低一脚的。

拉拉は蓝妮が誰だか知らなかったし、興味もなかった。やっとの
思いで危機を脱した彼女は、中国ホテルの近くで、BMWから降りた。
ぼうっとしたまま、家路に着いた。途中、あたかも自分の両足の
長さが違っているような気がして、歩き始めると、一方が長く
一方が短いように感じられた。

・迷迷登登 チャイニーズライターでピンインから変換すると、
「迷迷瞪瞪」が出てくるし、辞書にもそう記載されている。
迷迷怔怔mímízhèngzhèng も同義。
・表現が面白いと思う。自分なら「膝がガクガクしていた」ぐらいで
 済ましてしまいそうな箇所である。
・ここで「脚」を使うのは、南方風か。本来は「腿」のはずである。
・「化险为夷」は頻出の成語。他に「转危为安」など同じ構造で
 同じ意味のものがたくさんある。


★本日の学習進捗状況
時間の経つのが速い。

1.単語帳(Campus Wide)
11冊目 43ページ目(全69ページ、1ページに30単語)

2.「杜拉拉升职记」(8〜261ページ)
10ページ目(今晩から読み始め)

3.中国語表現300例
135ページ目/156ページ  あと、付録のみ。

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