ひとり合宿とふたつの交流会

この土曜日曜は、充実の時間を過ごすことができた。関係各位に
感謝、感謝である。まず、土曜日の朝から、有一天さん主催の
原書会に参加した。ここのところ、ララちゃんの本1冊しか
読んでいなかったので、選択の余地なく、これを持参した。
皆さんとっくの昔にご存じの本だし、自分のブログでも記事に
した後だったので、迫力に欠けること甚だしい。これに比べて、
有一天さんの方は、どっさりと持ってきておられ、感想を詳しく
紹介してくださった。自分が一生かかっても読み切れないほどの
量の本をすでに読破されており、さすがに名にし負う300冊
マラソンランナーだと思った。もうひとかたは小冬さん、中国
滞在期間が一時期、自分と重なっており、また熱心でレベルの
非常に高い学習者で、このたびは大いに啓示を受けた。
Shambataさんから少し紹介を受けていたが、現実にお会いできて
本当によかったと思う。お仕事の多忙にもかかわらずわざわざ
来て下さった。最後のお一人は、いつもブログを拝見させて
いただいているみひゃんさん。まさか実物に会えるとは思っても
みなかったので、ビッグ・サプライズとなった。やはり私は
普段の行いがよいのだと心から思う。上海プチ留学の際に
購入された本を、終始笑顔で紹介して下さった。会では読書
感想のほかにも、勉強方法、教育機関、中国書購入方法など、
直接の裨益となるお話をうかがったが、それ以外にも、また
それ以上に、皆さんのお話の中で、もしくは言外にいろいろと
示唆に富むヒントをいただいた。おそらくこのあたりが、直接
交流の醍醐味になるのではないか。次回も企画していただけるとの
ことで、楽しみにしている。その前に2冊目をしっかりと読んで
おこうと思う。
このあとは以前からもくろんでいた「ひとり合宿」。タイムリーに、
shambataさんが、一週間前に実施されており、自分もそれに続こうと
それなりの準備をしてきた。家と関西を往復する交通費往復1回分を
節約することになるので、宿泊料は簡単に捻出できる。しかし、
好事魔多し、意外な落とし穴が待っていた。先方は別に陥れる
つもりは全然ないのだが、自分のミスで、勝手にひっくりこけて
しまった。目指すホテルは都会の中心地にあり、交通至便、
レストラン・ショッピングにも、何のストレスもなく、新築で清潔で、
アメニティーもばっちり、おまけに超低料金!!唯一の欠点は部屋が
狭いこと、しかしこれとて、部屋にこもってのおベンキョー三昧
なので、全然気にならない。しかし、むべなるかな、問題は・・・
まさかの、カプセルホテルだったこと。閉所恐怖症ではないので、
窓のないプラスチック容器に閉じ込められても一向に痛痒を感じ
ないが、前の廊下と自室を遮るものがひらひらのカーテン1枚、
隣のカプセルの人のしわぶきもはっきりと聞こえる環境、
プライバシーもセキュリティーも防音効果もあったものではな
い。当然シャワー・トイレ・洗面所は全て共同使用、朝、洗面所で
宿泊客が一斉に横並びになって歯を磨く光景は圧巻で、中学の
修学旅行以来の原風景であった。このまま引き下がるのも
くやしいので、予定していた「音読練習」は、北京オリンピックの
口パク少女をまねして、くちびると舌と顎を意識的に大きく動かし、
音を一切出さない方法で対処した。音を出すと近所迷惑甚だしい
のである。それから、カプセル内にはちゃんとした机がなく、
小さいナイトテーブルだけだったので、ベッドに座って、
「日中・中翻訳トレーニングブック」をやろうとしたが、
テーブルの高さが合わず、やりにくい。そこでベッドに
寝そべってやり始めたが、今度は自重で自分の腕がシビれてしまい、
これも中断のやむなきに至った。1単元だけ、何とか終了した。
昨秋の北京に続いて、2度目のホテル選び失敗であった。前回は
ゴージャスなホテルのラグジュアリーな雰囲気のなか、一夜漬けの
勉強をしようとしたが、あまりにも居心地がよくて、部屋に
入るなり、眠りこけてしまい、有効な準備もできずに本番試験に
臨んだ。しかし1級に落ちたのは。これが原因では決してなく、
純粋に実力的に落第したのである。今回は羹に懲りて膾をふいて
しまった。ともあれ、ホテル選びは本当に難しいと思う。
さて、2日目の朝、気を取り直し、チェックアウトを済ませ、
近くのcafé veloceで、エッグ・デニッシュとニューヨーク・
チーズケーキとカフェ・オ・レの朝食を済ませて、地下鉄経由、
近鉄に飛び乗った。昨日に引き続き、ふたつめの交流会に参加する
ためである。近鉄のローカル線の駅間は極端に短い。たちまちの
うちに目的地に到着した。そこの中華料理店で、恒例の(高齢の)
日中交流会合に参加した。昨日のひとつめの交流会では、4名の
参加者のうちで、ぶっちぎりの最年長だった自分が、ここでは
全11名のうちの最年少になるという驚天動地の展開の中、話は
各位の近況報告や、日本に来ている中国人留学生をサポートしよう、
というような積極的な提案も飛び出し、3時間弱の時間は談笑の中、
あっという間に過ぎた。ここでも人的交流の大切さをしみじみと
味わった。今回はまた、いつものメンバー以外に、昨年中国に
遊びに来られた、地元の中国語教室の受講生の方々も参加され、
いちだんとにぎやかであった。中国滞在経験のある方、頻繁に
旅行に行かれている方、いずれのお話も大変参考になった。
それにしても、自分の現在の交流年齢層が18歳から89歳に及んで
いる点は矜持とするに値すると思う。今後ともこの幅員を
ますます上下に広げていく方向で頑張ろうと思う。。

★本日の学習進捗状況
和文中訳と音読が少しだけ前進。

1.単語帳(Campus Wide)
11冊目 60ページ目(全69ページ、1ページに30単語)

2.「杜拉拉升职记」(8〜261ページ)
261ページ目  読了

3.日中・中日翻訳トレーニングブック(90~146ページ)
121ページ目

4.茉莉花 1回目音読完了。2回目。65ページ目。

にほんブログ村 外国語ブログ 中国語へ
にほんブログ村