センター試験

芒果さんに啓発されて、大学入試のセンター試験の中国語を
やってみた。なかなか難問で、あまりいい点は取れなかった。
中検だと、2級と3級のちょうど中間ぐらいのレベルだと思うが、
それは平均するとそうなるけれど、個々の問題によっては
何ともはっきりしない設問があって、解答を見てからも、
どうしてそういうふうに限定できるのか、納得がいかない
ものがあって難しく感じた。以下に、自分の感じた特徴的な
点を書いてみる。

1.今どきの語学試験には珍しく、リスニングがない。

2.中検と違って記述問題がなく、全てマークシート方式。
(受験者が多くて対応できないのか、、他の理由によるのか
わからない)

3.そのかわり、中検やTECCのような、ひとつの事柄に対する
4者択一ではなく、もっと複雑に、7つの中からふさわしい
ものを2つ選ぶとか、正しい単語ではなく、正しい単語グループを
選ぶとか、けっこう多彩である。実はこの複数選択の方式は
チャイナ系の試験では常用で、HSKとか、中国の大学入試問題の
「语文」(日本の「国語」に相当)では、しょっちゅう出てくる。
例を挙げると、中検風には、2声+4声の単語は、次の4つの
うちどれでしょう、という感じで4つの単語が並べられている
だけだが、あちらさまは、次の各組のそれぞれ4つの単語の
すべてが2声+4声になっているのは、どの組でしょう、
という感じで、合計16の単語(4X4)が並べられている。
4単語だけを見て決められる方が問題としては、シンプルだが、
一応16単語すべてについて、声調を把握していることを
要求しているものの方が、難易度が高く、わずか1問で、
16もの単語に関する知識をチェックすることができ、
効率的であるといえば、いえる。

欠点として、多彩にするため、設問そのものが複雑怪奇になって
いると思う。次の設問の文章を見てほしい。

「次の問1〜問4において、それぞれ下の①〜⑧のうちから、
5つを選んで正しく並べると、与えられた日本語に相当する
文になる。その場合(20)〜(27)に入れるのに、最も
適当なものをそれぞれ下の①〜⑧のうちから一つずつ選べ。」

一瞬、「①〜⑧のうちから、5つを選んで」と「①〜⑧の
うちから1つずつ選べ」が矛盾しているように見えてとまどった。
実際の問題と見比べながら何回か読み直すと、最終的には
理解できるのだが、やはり設問は読んですぐ理解できて、作業に
取りかかれるようになっている方が望ましいと思う。
外国語を勉強するには、まず母国語がしっかりしていなければ
ならない、という考えがあり、ある意味その通りだと思うが、
何もここで受験生の日本語読解力を試さなくてもいいと思う。
余談だが、この「母国語しっかり説」は、思ったより世間に
浸透していて、「英語を勉強しなさい」と上司に言われた
若い社員が、中学のときの国語の教科書をひっぱり出してきて、
猛然と読み始めた、という笑い話があるぐらいである。
さて、点数の方は180点(200点満点)、間違った箇所は
5か所だった。1つは、会話成立問題、次は虚詞を2つ続けて
埋める問題、もうひとつは完全な勘違い、解答を見て、あっと
驚いたヤツ。最後の長文解釈では2か所間違えた。それぞれ
7つの既述の中から、ふさわしいものを2つ選ぶのだが、
2つより多く、適当と思われるものがあり、困った。ここも
やはり自分の読解力不足が大きく影響していると思う。

他にも、韓国語やフランス語とかの問題もあった。時間が
あればぜひ、挑戦してみたいが、今はただひたすら、
お片付け、お片付け。
関係ないけれど、本のバザールで皆様のご協力を仰ぎ、
雑誌を含めて100冊を超える本を発送させていただいた。
古着はリユースに出し、厚紙は「資源ごみ」へ、古い
パソコンは、SOFMAPで、100ポイントと交換、という調子で、
部屋をできるだけ身軽にしておいた。明日いよいよ、カートン
到着、それまでに、できるだけ空間を確保しておこう、
という意図である。

★本日の学習進捗状況
全く進まず。
1.単語帳(Campus Wide)
11冊目 54ページ目(全69ページ、1ページに30単語)

2.「杜拉拉升职记」(8〜261ページ)
261ページ目  読了

3.日中・中日翻訳トレーニングブック(90~146ページ)
109ページ目

4.茉莉花 1回目音読完了。2回目。34ページ。

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