2冊の本

部屋の片づけに1日中追われ、疲れると休憩のつもりで椅子に
座りこんで、ブログの記事を書く毎日で、お勉強の方は全く
進まない。精神的にも、空間的にも、時間的にも学習しづらい
状況である。しかし、あと2日以内に決着をつけないと、恐怖の
船積カートンが襲い掛かってくる。明日は正念場である。
Amazon初体験で、2冊の本を注文した。1クリック注文とかで
やると、簡単な上に到着がすこぶる速かった。1冊目は
「HSK公式過去問題集 6級 CD付」 SPRIX社。
本屋で立ち読みしたことがあり、大体の内容は知っていた。
オビがすごい。ララちゃんのときもそうだったが、チャイナ系の
本は、まずオビで感動する。「HSKは中国政府公認の世界共通
テストだから、」ここまではいい、このあと「会社での語学力
アピールや」(←こんなことをすると、ロクなことにならない。
絶対に避けるべきと思う)、「転職・就職活動」(←さすがに今更
期待していない、婚活のほうがまだマシ)、「留学にも」(←最も
コストパフォーマンスの悪い学習方法、出費だけかさんで効果は
全然大したことない)、断然有利です!!・・・やれやれ、
現世ご利益を標榜する新興宗教のノリである。ララちゃんの方も、
この本を読んで外資系に就職し、出世のコツを会得して、高給を
勝ち取ろう!!・・・だった。要するに、ゼニもうけしか頭に
ないので、どうしてもその方面へ、流れて行ってしまうのだろう。
庶民のみなさんは、島に関心を寄せる余裕など当然お持ちでは
ないのだと思う。
2冊目。当初、上記の1冊だけでよいと思っていたが、Amazonさんの、
「この本をお買いの方は、こんな本もチェックしていますよ」などと
いう巧みな宣伝文句に乗せられてみていると、「おおっ」と思わず
声を上げてしまう本を発見してしまった。反射的に「1クリック購入」。
もしかすると、こういう本が日本では出版されているのでは
なかろうか、と前からうっすら思っていた本が眼前に登場した
のである。思わず缶コーヒーを口から吹き出してしまいそうに
なった。「上海、かたつむりの家」。ノーヒントでも、原題を
すぐに言い当てることができる。訳書である。この訳文は
もちろんだが、それだけでなく、訳者の方と職業と経歴にもすごく
関心があった。放送作家の女性だそうだが、原作者と淮海中路で一緒に
撮ったスナップ写真が載っていた。本当に仲よしなのだろうか。
もし、原作者の意図をしっかり聞き出して、訳に臨んでいたとしたら、
きっと素晴らしい訳文になっているのだろうと思う。ララちゃんの
後に、まさに読もうとしている本なので、原書が先か、訳本が先か、
ニワトリか卵かで、ずいぶん苦渋したが、やはり原書を先に読んで
みようと思った。出版社は意外にも、プレジデント社。やはり
このあたりも一貫して、強烈な拝金路線なので、プレジデント社が
文学作品の翻訳出版をしても、奇とするには足りないのかもしれない。
なんだか、荷物の整理さえ無事に終われば、楽しい世界が待っている
ような気がしてきた。否极泰来。

★本日の学習進捗状況
全く進まず。

1.単語帳(Campus Wide)
11冊目 54ページ目(全69ページ、1ページに30単語)

2.「杜拉拉升职记」(8〜261ページ)
261ページ目  読了

3.日中・中日翻訳トレーニングブック(90~146ページ)
109ページ目

4.茉莉花 1回目音読完了。2回目。34ページ。

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