食事会 - 学び伝える中国語

８連休なんて、あっという間に終わるに違いない、と思っていたら、
本当にあっという間に終わってしまった。明日からまたお仕事に
励もう。この８日間、完璧なるニートを目指して、ひたすら
引きこもっていた。スーパーのレジで二言三言、クリーニング屋の
オバハンと二言三言、交わしただけで、あとは、ひとりで音読は
しても、人とは言葉を交わさない展開になることを想定していた。
が、先日、異変が起きた。なんと、若い女性から「食事に
行きませんか」とメールで誘われたのである。しあわせ。しかも
家内が帰省しているこのタイミングに、である。普段の行いが
良かったからだと思わないと、この幸運の説明がつかない。
いつもはこちらから、お声をかけて誘うのだが、このたびは
虚を衝かれるように先制攻撃を受けて、少し慌てた。本来、
今日は学習計画最後の追い込みをかける予定だったのに、
予定外の展開になったので、朝１時間早くおきて、下記の
２．と３．を必死で頑張った。おかげで２、はめでたく終了し、
３．も３００例全ての翻訳を学び終えた（うしろに付録が付いて
いて、超短文の日文中訳を学べるようになっているが、それを
残すのみとなった）。更に雑用をも済ませ、gatsbyのcitrusの
オーデをシュッシュッとしてから、秋晴れの下、地下鉄駅の
方へ向かって歩き始めた。いそいそ。ウォーキングの目標も
同時に達成する意図である。
４月のお花見以来、半年ぶりに会った２人のインフォーマントさんは、
相変わらず溌剌としていて元気そうである。ひとりはここで軍人の
彼氏が最近でき、もうひとりは、来月ふるさとに帰って、そこで
新たに就職、まわりに勧められるままにお見合いをこなしていく
覚悟だそうである。皆さん、なかなか波乱万丈、有為転変、
青春まっただなかで、お忙しく、充実した生活を送って
いらっしゃるようで、なんとなく安心した。
Pizza Hutでコーヒーだけ飲んで、いざ新疆はウィグル族の
レストラン「イェリシャリ」へ。久しぶりの羊肉串はクミンシードが
ほどよく利いて美味であった。「大盤鶏」も遅れて運ばれてきた。
メニューには「非点不可的十二种菜」として、オススメの料理が
載っていたが、今日はそのうち５種類を制覇した。店員さんも皆
ウィグル族で、動きがきびきびしていて気持ちがいい。ウィグル族の
美女の条件をインフォーマントさんたちに教えてあげたら、目を
丸くしていた。ウィグルの女性は、眉毛が太く濃く、しかも左右の
眉毛が連結している人が美しいとされるのである。
食事をしながらおしゃべりがはずんだ。こちらは近づく試験を
意識して、慣用句、文言文、成語をできるだけふんだんに
盛り込んで、話をしようとする。向こうも心得たもので、意図を
理解し、協力的に合わせてくれる。もう７年近くになる長い
付き合いである。話題は結婚のこと、田舎の発展ぶりと空気汚染、
歌手など芸能界について、微博やＱＱについて、いつまでも
終わらず、気がつくと夕日がさし始めていた。こちらからは、
下記の２．の中で、遭遇した「吸烟者患心脏病的概率比非吸烟者
高出三倍•••」という文章で、喫煙者の罹患率は何倍か、という
疑問点を聞いてみた。本の「正解」では２倍、となっていたが、
自分は３倍だと思っていたので、確認すると２人とも同意見で
あった。こういう質問にはスパッと答えてくれるので、大いに
助かる。あと、尖閣についても２人とも正確な認識とはっきりした
意見を持っているので驚いた。政府発表とは大いに異なっていた。
このあたり、日本のアホなマスコミも、彼女らにしっかりと学んで
欲しい、と思った。