昼寝 その2

昼寝のお話の続き。
ひとつの国を描写するのに、たいていステレオタイプというか
パターンがある。日本なら、桜の小枝を持った芸者ガールが
ふじやまマウンテンの下を歩いていなければならないし、
フランスなら、ベレー帽をかぶったおじさんが、バゲットを
小脇に抱えてエッフェル塔の下を散歩していなければ、気が
すまない。しかし、実際にその国に行って見ると、そんなことを
している人は見かけない。まあ、この目で確かめるのが一番で、
メディアの伝える外国の姿は、中国はもちろん、日本でも
全然信用できない。以前、どくか、げっくで、上海を舞台に
した連続ドラマがあったが、中国の姿を正しく伝えていない、
と、上海在住の日本人の奥さんが憤慨していた。いや、まったく、
メディアとはそういうものなのである。


日本职员这样说也不奇怪的,因为日本是个自然资源贫乏的国家,
其发展主要依靠“人”的努力,于是全世界的日本企业以工作辛苦著称。
每天晚上12点钟,地铁的各个车站依然车水马龙,都是加班到此时的
上班族。而第二天他们还要准时上班,结果就是日本男性的人均咖啡
饮用量高居世界首位。日本人以认真著称,想一想除了日本,还有
哪个国家会有学校专门教人怎样笑,怎样哭?这样,就使得这里
很快诞生了一种新的职业——午睡沙龙(日语称“昼寝屋”),
在东京,大阪,福冈等地盛行。午睡还要专门的公司来经营?
初听似乎不可思议,但在日本这样的公司生意还挺兴隆。
为了了解这种公司,我特别给一家叫做“一休”午睡沙龙打了
电话——选择这家公司,是因为受到了这个名字的诱惑,“休息,
休息一会儿”,是我这个岁数的中国人耳熟能详的,而一休师父
在日本,显然也有同样的形象。“一休”的公关部职员山本小姐介绍:
“我们公司提供两种房间给客人午睡,一种是有床的,另一种是用躺椅的,
全部都是单人房间,面积比旅馆小,不带卫生间,采用中央空调。
使用隔音材料建造房间,所以十分安静。一个房间大约1。5帖
(约合2。4平方米)。”
“那么,你们怎样收费呢?”
“一个小时以内700日元(45人民币左右),每筯加半个小时,
筯收300日元。”
“生意好吗?”
“还好吧,现在就是满员的。”
“没想到,会有这么多人专门来午睡。”
“这主要和我们的客户有关。来我们这里的,一部分客人是周围写字楼的
工作人员,我们选择营业地点的时候,就有这样的考虑。他们是我们的常客。
通常,公司中午休息一个或一个半小时,他们用15分钟吃饭,然后5分钟
走来,休息半个小时或一个小时,再花5分钟回去,时间是没有问题的,
另一部分客人是到处走的推销员,他们觉得疲劳了,就会到我们这里来
休息一下,他们的休息时间往往要长一点。”
“有睡得很久的客人吗?会不会睡过头?”
“我们提供叫醒服务,应该不会有睡过头的。另外,我们也尽量不提供
超过3小时的服务。”
“为什么呢?那样不是可以赚到更多钱?”
“因为咨询过专家,如果午睡时间超过3小时,就会影响夜间睡眠的效率,
出于为客户着想的原因,我们不建议他们午睡3小时。”
从山本小姐提供的网页上,我知道一休这家公司的老板,竟然只是一个
24岁的年轻人,叫做井上健治,其中贴出的房间照片,还真有几分让人
产生睡眠的欲望呢。脑子一转,算起了经济账。东京,大阪,300万常勤员工,
若要一个人一天睡一个小时,一个小时700日元的收费,单单这两个城市的
上班族睡个午觉,一年就可以为日本社会贡献6300亿日元的GDP呢。

日本のサラリーマンたちがこういうふうに言うのも無理はない。日本は
天然資源に乏しく、国の発展をもっぱら人の努力に委ねてきた。だから
世界に進出している日本の企業は、仕事熱心でその名を馳せている。
地下鉄の各駅は、毎晩夜中の12時になっても、サラリーマンであふれ
かえっている。それでも彼らは次の日には遅刻せずに定時に出勤しなければ
いけない、その結果、日本男性の平均コーヒー消費量は、なんと世界一に
なっているのだ。日本人は、まじめである、という点で世界的に有名だ。
日本以外のどこの国で、学校で、笑い方や泣き方を指導するところが
あるだろうか。かくしてここに、新しい職業が生まれることになった。
「午睡サロン」、日本語で「昼寝屋」である。東京、大阪、福岡などで、
大流行となっている。昼寝まで、専門の会社の経営範囲に入るのか。
初めはとても不思議に思ったけれど、この職業は日本では大流行なのだ。
調査のため、私は「一休」という名前の午睡サロンに電話してみた。
この会社を選んだのは、その名前に惹かれたからだ。「休憩、ちょっと
一休み」という言葉は、私のような年齢のものには耳慣れた言葉だし、
日本では一休和尚はまた、同じくらい良く知られた名前だからだ。
「一休」の渉外部山本嬢の紹介によると、「うちでは、昼寝をする
お客様に2種類の部屋をご用意しています。ひとつはベッドの部屋、
もうひとつは寝椅子の部屋です。部屋は全て一人部屋で、トイレは
ありません。普通のホテルより狭く、室温はセントラル・コントロール
です。部屋は防音になっていて、とても静かです。部屋の広さは1畳半
(約2.4平米)です。」とのことだった。
「では、料金はどのようになっていますか。」
「1時間で700円(人民元で約45元)で、その後30分ごとに
300円です。」
「繁盛していますか。」
「おかげさまで。ただいま、満員です。」
「こんなにたくさんの人が、昼寝に来るなんて,意外ですね。」
「それは主にうちの客筋と関係があるんです。一部はここの周囲の
オフィス街のビジネスマン、うちがこの場所を選んだ理由もそこに
あります。彼らはうちの常連で、普通会社は1時間または1時間半の
お昼の休憩があります。彼らは15分で昼食を済ませ、5分で
歩いてきます。半時間または1時間休憩し、また5分で会社に戻ります。
時間的には問題ありません。残りのお客さんは外回りのセールスマンです。
彼らは疲れたら、うちへ来て休みます。休憩時間は、往々にして少し
長めです。」
「長時間休憩する人はいませんか。寝過ごすような人は?」
「うちでは目覚ましサービスをしていますから、普通寝過ごす人は
いません。それに、できるだけ、3時間以上はお客さんに
いてもらわないようにしています。」
「どうして?長くいてもらう方が売り上げがあがるでしょうに。」
「専門家に調べてもらいましたが、昼寝が3時間を越えると、夜の睡眠に
影響が出てくるようです。お客様のことを考え、3時間以上のお昼寝は、
お勧めしていません。」
山本嬢紹介のホームページを見たが、ここの経営者はなんと24歳の
若者で、井上健治という。そこに出ている部屋の写真をみると、たしかに
眠りたくなるような雰囲気だ。頭を切り替えて、経済効果を考えてみよう。
東京と大阪だけで300万人のサラリーマンがいる。もし彼らが1日
1時間ずつ休憩し、ひとり700円ずつ支払ったとしたら、この2都市の
サラリーマンの昼寝だけで、年間6300億円ものGDPが創出され、日本の
経済に貢献するのだ。

★ 本日の一文

所加于人,必可行于己

他人に対して行おうとすることは、必ず
自分に対して行ってもかまわないことで
なければならない。

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