声調符号をつける位置

ピンインで書くとき、1声から4声までの声調符号を
どのアルファベットの上につけたらよいか、という
問題。まあ、どうでもいいと思う人には、本当に
どうでもいい問題だが、気になりだすと夜も眠れない
方のために、簡単に紹介する。中国人に聞いても
まず正答は得られない。そもそもピンインの存在
自体を知らない人が多く、中には「中国は漢字の
国だ、西洋のアルファベットなんか使わない」と
怒り出す人もいるぐらいだ。ピンインが書けるのは
しっかりと中国語を勉強した、中国語の上手な
中国人だけである。

相原 茂先生の著書にすでに詳しい解説があるので、
それを引用させていただく。

1.aがあったらaの上に tiān zhuàng
2.oとuが続けばoの上に zhóu tuò
3.eとiが続けばeの上に jiē bèi (lüè)
4.iとuが続けば後の方 liú duì
5.母音ひとつは迷わずに mò shī gǔ

以上の5か条で全てを網羅している。私が付け加える
としたら、中国語の母音字は下記の6種類で、5か条に
登場しないüは、iと同じ扱いになる(上記カッコ内)、
という点である。
母音字6種類 a,e,i,o,u,ü
要するに強勢の落ちる部分につけましょう、という
ことになると思う。

★ 本日の一文

小时候微笑是一种心情,长大了微笑是一种表情

子供の頃の微笑みは心の現われ、
大人の微笑みは単なる表情。


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