音だけを聞いて長文を暗記する

先月末のHSK口試で惨敗を喫した話をブログに書いたが、その反省に
基づいて、今まで考えたこともなかった、表題のような練習を学習
プログラムに加えることにした(下記の5.)。私にとっては未経験で
画期的な学習方法なのだが、世間一般にはすでにたくさんの方が
採用されている普通の練習なのかもしれない。これまでの練習方法では、
必ず文字が介在するか、しない場合でも、発話された文章の暗記、
というのは伴わなかった。例えば、聴解でも、読み上げられた長文の
内容理解は必要だが、その文章を覚える必要はないし、
ディクテーションも耳から入るが、文字を書く。日常会話なら、音を
受けて音を返すが、あまり長文にはならないし、相手の文を覚える
必要はない上に、不明の点は聞き返すことができる。読解、中文和訳、
和文中訳に至っては、常に文字とにらめっこである。表題のような
練習(何か決まった呼び名があるのかしらん)は専門の口頭
通訳者には不可欠かもしれない。周囲の迷惑を顧みない話者が、
だらだらと切れ目なく取りとめのない話をするときがあるが、
通訳者はそれを忠実に訳さなければならない。長文なら文章そのものを
暗記しないと対応できなくなるだろう。しかし、それ以外の学習者に
こういう練習が必要かどうか,自信がない。まあ、最悪でも
ボケ防止には役立つだろうし、次回の試験までにこの方面の力を
鍛えておけば、リベンジに期待を持てる。先の口試のとき、問題の
主旨がよくわからなかったので、監督官に「これは、読み上げられた
文章を単純に繰り返すだけなのか、それとも中身を要約する必要が
あるのか、」と質問した。監督官は「要約です」と答えてくれたが、
問題内容を説明するプリントには「听后复述」と書いてあった。
「聴いてから、繰り返せ」という意味になると思う。いずれにしても、
難しい相談であるには違いないが、一応はっきりさせてほしいと
思った。さて、学習の題材は何がよいか迷ったが、すでにパソコンに
取り込んである「耳が喜ぶ中国語」にした。早速1課と2課を
やってみた。1課と2課は決して長くないのだが、予想通り非常に
難しい。試験では1回だけ聞いて、覚えてしまうことが
要求されるが、自分の今の実力では、とてもそこまで行かないので、
とりあえず、目を閉じて何回も聞いて覚える方法でやってみた。
文字が一切、介在せず、流れてくる音と自分の記憶だけで形成する
空間というのは、なんかとても特異な感じがする。中国語が上達する
前に、頭がおかしくなってしまうかもしれない。

★本日の学習進捗状況
長文リスニング暗記を新たに追加。他は進まず。
1.単語帳(Campus Wide)
11冊目 64ページ目(全69ページ、1ページに30単語)

2.「杜拉拉升职记」(8〜261ページ)
261ページ目  読了

3.日中・中日翻訳トレーニングブック(90~146ページ)
121ページ目

4.茉莉花 2回目音読完了。3回目。17ページ目。

5.音だけを聞いて長文を暗記する
耳が喜ぶ中国語 1−2課

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