第81回中検結果

11月末に受けた中検の結果が届いた。併願だったので合否通知が2つ一緒に届いた。
すでに自己採点の状況はブログに書いたが、両方とも実にお粗末だった。少し分析を、
というか、自分の思いを書いてみたい。まず準1。リスニングは第1問の聴解で、
1問落としている。ここは、当然無傷で通過しなければならないところである。
2回読み上げられるので、1回目は、必死で耳を澄まし、大意の把握に努める。
気になった数字があればそれだけ書きとめる。設問は「大意」だけで答えられる
ものだけ答え、細部を問うような問題で、すぐに答えられないものであれば、
そのときに設問の大意を書き込む。そして2回目が読み上げられたとき、本文の
中にある、それに対する答えを本文の方に探しに行く。だいたいこれで片付く
はずなのだが、やはり、変なところでひっかかってしまう。方法論は間違いないと
思うので、後は本人の実力しだい、練習量しだい、ということになると思う。
私はまだまだ修行が足りない。リスニング第2問はディクテーションだが2つの
単語が書けなかった。アホらしいほど易しい単語なのに、試験中はまるで
思いつかなかった。ここは、変な固有名詞が出ない限り、満点が取れてしかるべきだと
思う。筆記の1問目は、無事通過できた。ところが2問目で2つも落とし、3問目も
1つ間違えた。ここも4択で、採点者の主観的な要素が入らない部分なので、
当然、問題なくクリアできるはずである。成語や慣用句の勉強をもっともっと
まじめにやらなければならない。これに対して、今回1番マシだったのが、
中文和訳と、和文中訳、もちろん満点ではないが、自分の実力から行けば、
上出来の部類だろうと思う。半年ほど前から始めた座学の効果が顕著に出ていると
思う。総合点数的には前回や前々回より、後退してしまっている。次の3月には
もう少し、なんとか実力をアップさせて、190点を目指したい。このたびはこれで
終わらず、なんと面接試験にもこれから挑戦しなければならない。職場で、
いつもエラそうに上から目線で、若い衆の昇進面接試験などをやっていたが、
とうとうバチが当たり、自分が面接を受ける羽目になった。面接を受けた経験は
あると思うが、遠い昔の話で、もう何も記憶に残っていない。誰か面接を受ける
ときのコツを、こっそりオセエテ。本番では、試験官が若い美人で「まあ、中国語
お上手ですわ」とか何とか言われただけで舞い上がってしまい、しろろもろろに
なって、何も言えなくなったら、どうしよう。不安が募る。だいたい試験会場が
どこになるかもわかっていない。
それから1級。リスニングの聴解部分。ここは2つも落としている。自己採点では、
間違いが1つだけと思っていたのだが、世間はそれほど甘くはなかった。逆に
ディクテーションの方は、書けない単語がたくさんあったにもかかわらず、
6点しかひかれていなかった。少し不思議である。ここも無傷で突破できる水準に
なるまで、頑張る。感触としては、絶望的に不可能ではないと思っている。ただ、
練習量を劇的に増やさなければ達成できない。次に筆記だが、第1問は準1と同じく
各設問秒殺で通過した。ここまでは、疾風のような快進撃である。そのあと
これまた準1と同じく、第2問と第3問で2つずつ落とした。単語の持つ微妙な
ニュアンスまで踏み込めていない。ここに大きな今後の課題があると思う。
翻訳問題だが、中文和訳は自分としては出来すぎ、和文中訳もまずこんなところで、
あまり高望みはできないだろう。総じて言うと、やはり点数もさることながら、
内容が悪すぎる。この状態のまま、何かの間違いで合格したとしても、全く
喜べない。これから1年、モチベーションを維持しつつ、しつこくチャレンジを
続けたいと思う。記録の残っている部分について、これまでの戦績を掲げる。

準1
回数/合計/リスニング/筆記
71/174/91/83
72/182/97/85
73/地震で中止
74/171/91/80
75/184/95/89
76/174/94/80
77/184/95/89
78/177/88/89
79/182/97/85
80/183/93/90
81/180/90/90
1級
63/163/81/82
66/149/74/75
69/176/96/80
72/141/66/75
75/152/80/72
78/158/86/72
81/168/84/84


★本日の学習進捗状況
1.単語帳(Campus Wide)
13冊目 4ページ目(全39ページ、1ページに30単語)

2.祖國的陌生人(6〜275ページ)「向南方」
50ページ目。第1部の「向南方」だけだが、やっと読破した。

3.中国語作文−その基本と上達法(1~253ページ)
47ページ目

4.音読「三国志演義」(10−67ページ)
27ページ目

5.音だけを聞いて長文を暗記する
耳が喜ぶ中国語 13課

•祖國的陌生人 p43(向南方)
張紱藩的外表比實際年齡年輕得多,他不再能快步走動,卻依舊毫無障礙地跨過門檻,他的臉上也沒有
太多的老年斑,他的反應稱得上快速,看起來不過70歲,不過他基本失聰了,必須是他熟悉的人在他耳邊
吼叫式的說話,他才略微聽得清,他出生於1907年,今年整整90歲了。
張紱藩の外見は、本当の年よりかなり若く見えた。かれはもはや、すばやくは歩けないが、問題なく
敷居を跨ぐことができる。顔にはほとんどシミがないし、反応も決して鈍くない。見たところ70に
なってないように見える。しかし彼はほとんど耳が聞こえなかった。必ず親しい人が、耳のそばで
怒鳴るように叫んではじめて、少しわかる程度だった。1907年生まれで今年ちょうど90歳である。

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