9月のHSKの結果

例によって、点数通知の到着が思い切り遅いので、ネットで検索した。今回から、5,6級については、
合否表示を廃し、点数のみの通知になるそうである。もとより、点数しか意識していないので、
どっちゃでも良いのであるが、事前通知もなしに突然のたまわれるあたりは、ほほえましく感じる。
さて、その点数であるが、受け始めから並べてみると、下記のようになる。

年/月/リスニング/閲読/写作/合計
2013/9/86/86/72/244
2013/6/83/84/81/248
2013/3/76/84/66/226

何のことはない、前回から合計4点ダウンしてしまった。前回は写作がまずくて、悲観していたが、望外の
80点突破となった。キツネにつままれたような感じだったが、今回は前回よりは遥かにマシだと思って
いたのに、9点も落ちてしまった。まさか、前回余分に上げすぎたので、今回は減らしておこう、という
ことでもないと思う。このあたり採点の基準も模範解答例もわからないし、何を考えても憶測の域は出ない。
自分が試験に求めるものは、PLAN,DO,SEEではないが、勉強する→受ける→結果を見る→傾向と自分の弱点を
知る→それを参考にまた勉強する→また受ける→・・・・、という循環が成立すること、なので、これが全く
できないHSKには正直手を焼く。根本的に試験に対する考え方が違うのかもしれない。中国における試験の
位置づけが、科挙の時代以来、立身出世やゼニ儲けに直結するものでなければならず、燦然と耀く
「合格証」が一生の宝物となる、そういう試験こそが尊ばれるのだろう。HSKの広告文を見ても、「就職、
昇進に有利」などと吹きまくっており、宗教法人の「ゼニが儲かる、病気が治る」と通底するものを感じる。
しかし、私に言わせれば、どう贔屓目に見ても、点数や合否の通知にはそういう価値はない。そのとき
その瞬間の実力や状況(場合によっては精神状態)を示すだけのものであり、少しでも時間が経てば、
すぐ無効になる。18歳のときには、スレンダーボディで赤いミニスカートが似合ったかもしれないが、
今がデブなら、やはりデブなのである。去年だったが、ノーベル賞を受賞した日本の科学者も、受賞は
素直に喜び、祝福も賞金も受けるが、一通りの儀式が済むと、後はまたもとの研究生活に戻る、そのときに
賞状の類は封印して倉庫にしまいこんで、もうこの先、一生目にすることはないようにする、と語っていた。
過去の研究内容は今後も参考にし、振り返るけれど、過去の栄光はマイナス効果しかなく、自分の今後に
プラスにはならない、という考え方である。12月のHSKはもう申し込んでしまったので、やはり受けるが、
これで打ち止めとし、今後はしばらく、中検とTECCだけで行こうと思う。TECCもHSKと同じで、正解を
知ることができないシステムだが、全部4択であることと、迷った部分、間違ったかもしれない部分が、
試験後に特定しやすく、全体が謎の霧に覆われる、ということがない。それでも正解をしっかりと教えて
欲しい、という気持ちには変わりはないが。

★本日の学習進捗状況
引き続き単語学習。読書は、病院の待合で少し進んだ。

1.単語帳(Campus Wide)
12冊目 20ページ目(全29ページ、1ページに30単語)

2.「祖国的陌生人」(6〜274ページ)
29ページ目。

3.中国語作文−その基本と上達法(1~253ページ)
42ページ目

4.音読「三国志演義」(10−67ページ)
27ページ目

5.音だけを聞いて長文を暗記する
耳が喜ぶ中国語 13課

•祖国的陌生人p21
我在酒店的商務中心買火車票,接待員是個子高跳的姑娘。她平坦的臉因為濃妝而略顯蒼白,
嘴角上掛著明顯的厭倦。
「白城沒什麼特點,就是風大。」
她合起正專心閱讀的書說。從側面看過去,它該是羅伯紱‧清崎的《窮爸爸‧富爸爸》。
「它真的對你有幫助嗎?」
我問。她嘴角的厭倦立刻消失了,轉而變成了興奮:
「怎麼沒用?我雖然不能很有錢,但我看的這本可能幫我獲得財務自由。」
「那麼財務自由的目的是什麼?」
「創業唄!自己創業多好,就不用像現在這樣上班了。」
ホテルのビジネスセンターで、汽車の切符を買った。係りは、背の高い娘だった。のっぺりと
した顔は化粧が濃いせいで、少し青白く見えた。彼女の口元は面倒くさそうに動いた。
「白城なんて何の見所もないわよ。風が強いだけ。」
彼女は熱心に読んでいた本を閉じながら言った。横から見ると、ロバート清崎の「金持ち父さん、
貧乏父さん」のようだった。
「その本、本当に役に立つの?」
尋ねると、彼女は急に乗り気になって、答えだした。
「もちろんよ。お金持ちには、なれないかもしれないけど、この本を読むとお金に束縛されなく
なると思うわ。」
「束縛されなくなると、どうなるの?」
「自分の会社を作るの。すばらしいことよ。もう今みたいに出勤しなくても済むようになるわ。」

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