中国語の辞書 その1

およそ中国語に関係があって、「辞典」と名がついているものは、
迷わず全て購入する。中国語で出版されたものは、「词典」と
書いてあるものが多い。総数は100冊を超えるので、全てを
紹介することはできないが、自分の単語帳を作成したりするときの
常用のものを中心に、見ていきたい。まずオーソドックスな
中日辞典から。
1. 講談社中日辞典 第三版
1冊だけ、という方には、この辞書か、次の2.の辞書が私の
オススメである(しかし、どの言語でも、たった1冊の辞書に
頼って学習を進めるというのは心許なくて、自分にはできない)。
見出し語は7万3千で、最重要語、重要語、次重要語には印が
ついていて、その合計は9千語ある。コラム(類義語、逆引き
単語帳、文字と発音、など)と挿絵が豊富で、学習辞典として、
完成度が高い。掲載の例文が優れているし、利用者の便宜を
図るための工夫が各所にある。「読書する辞典」としても使用に
耐えうる。またなんとCDがついていて、ネットで登録しておけば、
「新語集」が出たときに無償で更新が受けられるらしい。
らしい、というのは、自分で利用したことがないので、
わからないのである。欠点は見つけにくいが、敢えて言えば、
見出し語7万3千は、少し物足りない気がする。でもバランスの
取れた本当によい辞書で、重宝している。2010年3月発行で、
新語の収録状態もいい。
2.小学館中日辞典 第2版
電子辞書にも採録されている有名な辞書である。見出し語は
10万語で、上記と同じく、最重要、重要、次重要語には印が
ついていて、8千語が該当する。各親文字の下には、逆引き単語
(成語も含め)が書いてあり、とても便利である。利用していて、
10万語の重みを感じる。例文も暗記したくなるような、
磨かれたものが多い。2003年1月発行。
3. 愛知大学中日大辞典 第三版
これも上と同じく、私の持っている電子辞書カシオのGP-7350にも
採用されている優れた辞書である。大昔に第一版を購入し、その後、
二版が出たことを知らないまま、長年が経過してしまった。あとで
気づいたので、慌てて買いに行こうとしたら、編纂のお手伝いを
していた友人から、「もうすぐ三版が出るから、待ちなさい」と
言われて、半年ほど待ち、出版と同時に買いに行ったのを覚えている。
収録されている親字数は、8900余りとの記載があるが、肝心の
見出し単語数については説明がない。しかし、実際に使ってみた感触で、
上記の2つの辞書を遥かに上回る収録語数であることは間違いない。
欠点は、図体が大きく重いこと、その割に例文が少なく、コラムなども
一切なく、いわゆる「説明」なるものもほぼない。的確な訳語のみ、
という構成になっている。かなりのものを犠牲にしながら、ただ
ひたすら収録語数の多さを追求した感じである。ただし、発行が
2010年3月発行で、新語の収録状態はよい。特にIT関連は強いと
思う。
4.三省堂超級クラウン中日辞典
以前は「超級」がなかったから、これがすなわち第2版という
ことになるのだろうか。小ぶりの辞書ながら、8万語を収録している。
優れた特徴としては、各名詞単語に「量詞」が書かれており、非常に
重宝する。例文は少なく、ほかの文献からの引き写しのようなものが
多い。イラストなどに工夫が凝らされている。比較的コンパクト。
(続く)

★ 本日の一文
君子之言寡而实,小人之言多而虚
君子の言葉は数が少ないが実があり,
つまらない人間の言葉は、多いけれど
中身がない。

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